かたくりこさん御自身が親御さんとの葛藤をかかえつつの大変な子育ての中、お嬢さんを思いやっていらっしゃる優しいご様子が伝わってまいります。「たわごと」などとおっしゃっていますが、大変でいらっしゃるだろうことお察し申し上げます。 大人の話にわってはいるのを言い聞かせて我慢させることは問題ないと思います。ですが、２・３歳のお嬢さんが「いいこにしてたよ」と作り笑いを見せる、もしくは、かたくりこさんがそう感じられることは気になります。 かたくりこさんは「ようやく普通の精神状態を取り戻しつつある」とのことですが、御自身のACとしての問題は乗り越えられたものとは思いますが、何よりもかたくりこさん御自身のために問題を整理し、乗り越えられることを願います。ご主人はかたくりこさんのお悩みをご存知でいらっしゃるのでしょうか？お一人で無理なさらずに、ご主人やお友だち、必要なら、専門家の手も借りることもお考えください。 お嬢さんのことですが、かたくりこさんががんばられていたように、お嬢さんも幼くしてがんばってこられたのではないでしょうか？かたくりこさんが御自身のがんばりすぎに気づかれたのはとてもよいことです。お嬢さんにもがんばらせすぎちゃったな、と思われることはかたくりこさんもお嬢さんも肩の力をちょっとぬいて気楽に考えてみてください。悪いことをしたら叱るのは当然です。ただ、しかるポイントは「悪いことをした」ことであって、お子さんの人間全体ではありません。それから、悪いことはしちゃいけないけれど、ちょっと悪いことをしたぐらいでお母さんもお父さんもあなたを嫌いになったりしない、ということを保証してあげるのも親御さんの大切な役割です。 特に、良いところを見つけて、ほめてあげることが大切です。一つ叱ったら、必ずどこかで一つほめてあげることをなさってください。また、母と子２人、親と子３人で、あそびの時間を持つことです。 また、何かございましたら、お気軽にご相談ください。かたくりこさんがご家族と楽しく日々を過ごされることを心から願っております。 　　　　　　　　　　　　　　　　子育てクリニック相談員　高木