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CHILD RESEARCH NET FORUM


子そだてクリニック Q&A


[KOSODATE: 00186] /一覧へ戻る
題 名: アドバイス:不登校に対するカウンセラーに不信感
投稿者: まりあ
日 付: 1999年 03月24日(水) 08:05:43

私自身考えることがいろいろあって、ここ3、4年、カウンセラーに
かかっています。また、複数のセラピストに同時にかかった時期も
あります。その経験から感じることは、セラピストとの話し合いは完全に密室内で行なわれ、その話の内容は外にもれることがありません。
作為的に作られた、非常に閉じた状況なのです。
自分が言う場合も含めですが、他の人間が第3者に対し、「カウンセラーがこう言っている」という話をする時、その段階ですでに、治療
される側の受け止め方、フィルターを通した言葉になっているわけで、その場におらず、まだ話の内容を全部つかんでいない第3者が、
そういう、言葉は悪いですが「また聞き」のアドバイスを聞いて、
「そんなのはおかしい」と判断することは、ある種の危険を伴うことだ、というのが私の感想です。 セラピーを受ける側が、カウンセラーのアドバイスを自分に都合よく解釈してしまうことも、いくらだって
ありますし。
お話の中のことですと、たとえばカウンセラーに「母親がかまい過ぎ
なのだ」と言われ、それに対しショックを受けた親が、「少し放って
おいてみてはいかがでしょう」という言葉をきいて、今度は即それを
実行し、まったく極端に反対の方向へ行ってしまった、という場合も、まったく考えられないわけではないと思うのですよ。両極端、というのは結局紙の裏表ですから、そのお母さんが結局、今までと同じ事をしているにすぎない、とも考えられます。もちろん、そのカウンセラーが
杓子定規な考え方をしている場合だって、十分ありうることでしょう。
しかし、将来、カウンセラーにかかる必要があった場合、そんな人
ばかりでは不安だ、とおっしゃっておられますが、今のカウンセラーに不満がある、という場合、それでは自分の満足する、別のカウンセラーを捜そう、という姿勢や作業も、それなりに治療の一環ですし、
カウンセラーのアドバイスをすべてうのみにせず、自分で考えるということも大切なんです。極端なことを言ってしまえば、カウンセラーのアドバイスをまったく実行しようがしまいが、それは自分の責任において、まったく本人の自由なんです。

これは、けして自分の子供さえ良ければ、他の子はほっとけ、という
意味あいで書くわけではないんですが、いろんなタイプの子供達に
暖かく接してやる(私などにはそれが難しいので、そういう親御さんはほんとに偉いな、と頭がさがるのです)ということとはまったく
別に、カウンセラーとの関係はあくまで非常に相対的なものであり、
たとえ家族であろうと、第3者が責任を感じるべき問題ではない、といのが、生意気ですが私の考えです。
しかし逆に、どうしても他人の子のカウンセラーに対し不満だ、
不信感がつのる、ということであれば、本来自分の責任ではないはず
の問題に、なぜそこまで強い気持ちが起きるのか、それはそれで
興味深い問題だと思うのです。