2歳では、まだお友だちと過ごす経験も少なく、自分の欲求を我慢したりすることが難しいのかもしれませんね。幼稚園に入ってたくさんのお友だちと遊ぶようになったり、いろんな大人とふれあうようになれば、お嬢さんもまた変わってくるものと思います。（その前になんとかしたいという気持ちもお持ちでしょうが。） 甘く見られているのでは？　とのご心配ですが、その可能性がまったくないとは言い切れません。一般に大人に対する聞き分けはよろしいのでしょうか？　必要なときはきちんと叱れるようでしたら大丈夫かとも思いますが、今度は、普段「お友だち」をやっているお母さんが急に「親」の顔になることに、大人はうまく使い分けているつもりでも、まだ幼いお子さんは混乱してしまうこともあるかもしれませんね。ご家庭ごとに教育方針があってのこととは思いますが、そこらへんはご配慮ください。 悪い事をしたときにしっかりと叱ることは、必要なことです。それを一貫した態度で根気よく続けてください。しかし、一応叱る理由を説明した方が良いかと思います。それがあまり理解できないようでしたら、少し間をおいて次の機会を待つ必要もありましょう。でも、その場できっぱり叱って、後をひきずらないこと、ねちねち蒸しかえしたりしないことが、叱る方にも叱られる方にも比較的気持ちのよい叱り方です。ことが続くとなかなか難しいとは思いますが、心がけてみてください。 またなにかございましたら、お気軽にご相談ください。 　　　　　　　　　　　　　　　　　　子育てクリニック相談員　高木