子そだてクリニック Q&A
題 名 | : 回答:(続)母と一緒にいたいから学校に行かないという(小2女) |
投稿者 | : 子育てクリニック事務局 |
日 付 | : 1999年 10月27日(水) 16:51:00 |
おねしょも精神的ストレスから起こり得ますので、一連のお嬢さんの言動と関係している可能性はあります。おとがめにならなかったのは適切な対応だったと思います。 他に何か原因がなかったかどうかはなんとももうしあげられませんが、「蛍の墓」は大人にとっても重い内容ですので、感受性の強い小さいお子さんにとってショックであっただろうことは十分考えられます。ある程度は時間がたつにつれ、日々、お嬢さんがご自身でいろいろな経験をなさる中で落ち着かれるでしょう。不安定な状態が長引いたり、もしくは、お嬢さんがまた死への不安を口になさるようでしたら、mizunoさんからのアドバイスにあるように「絶対、死なない。」と言い切ってあげられればそれもよいかもしれません。ですが、人は少なくとも肉体的にはいつか死を迎えるわけですから、ただ単に「死なない」と言うことがためらわれたり、小学1年生のお嬢さんが納得なさらなかったりするかもしれません。生と死は大人でも簡単に答えを見出すことのできない難しい問題です。人によって考えることも一通りではないと思います。お嬢さんには、更紗さんご自身が生と死について考えていらっしゃることを心をこめてお話なさってあげてはいかがでしょうか? そう言われてもどう話してよいやら・・・というときは最近は生命や死をテーマにした、子どもさんから読める絵本なども出版されています。そういった本を利用して、お嬢さんと一緒に考えていかれるのも1つの方法かと思います。 また、愛情不足を心配なさっているようですが、そんなことはありません。更紗さんの書き込みからはお嬢さんのことを思うお気持ちが痛いほど伝わって参ります。どうぞ、自信をお持ちになってお嬢さんたちをぎゅっと抱きしめてあげてください。 更紗さんご自身もお嬢さんを心配なさるあまり、少し不安になっていらっしゃるところもあるのでしょうか? どうぞ、お一人で悩まれずに、他のご家族やお友達や、今回のようにこのクリニックをご利用くださっても結構です、打ち明けて、お心をリラックスさせてください。ご家族の不安はお子さんに伝わります。感受性の強いお嬢さんのようですから、不安をなくすためには、ご家族みんなで安心を与えてあげてください。 また何かございましたら、お気軽にご相談ください。 子育てクリニック相談員 高木 |