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CHILD RESEARCH NET FORUM


子そだてクリニック Q&A


[KOSODATE: 00695] /一覧へ戻る
題 名: アドバイス:仲間外れにされやすい(3歳男)
投稿者: POO
日 付: 2000年 07月20日(木) 00:47:59

はじめまして。5歳と3歳のパパ〔30歳〕です。
 家庭教育分野の仕事をしております。
 私については、7/19付けの発言を参考にしてください。

 3歳であっても、彼らには彼らなりの社会があって、ましてや純粋ですから、ストレートな感情で行動しているはずです。
 確かにいじめてくる子の親の教育部分にも問題はありそうですが、内容的にはお子さんの社交性に問題があるような気がしました。

 さて、お子さんが社交的な性格ということですが、本当にそうでしょうか?お子さんは、『お友達と一緒に遊びたい』という気持ちが強いだけで、実際は集団への入り方が分からないのではないでしょうか?
 
 『社交性』というのは、様々な集団と交わり、その輪の中に入ることから育まれるものです。特に年上との集団と交わると、社交性が身につきやすいです。
 お母さんがあまり社交的なほうでは無いということですが、お子さんを様々な集団の場へ意欲的に連れて行ってあげてますか?行動エリアを自分で限定してませんか?
 子どもたちがたくさん集まる催し物、知らない子とも一緒に遊べる場、あるいは町内会行事への参加など…。
 その場その場での遊び、雰囲気、ルールなどを学ぶことから『社交性』が育まれ始めます。
 考え方を変えれば、たった3人の集団のエリアのごく狭い限定された部分での出来事ですので、それほど神経質にならなくてもよいと思います。逆にお母さんが神経質になればなるほど、子どもはその感情に敏感に反応してしまい、『お母さんに心配かけちゃいけない』なんて感情が強くなってしまって、無理してしまいストレスをためすぎ情緒不安定にもなりかねません。神経質な感情は知らないうちに顔に出てしまい、敏感な子どもを逆に不安がらせてしまいます。
 例え、親同士の関係がうまくいっていないとしても、子どもの前では毅然とした態度でいるように心がけたほうが良いと思います。
 
 …ともかく、今以上に視野を広げて、お子さんをいろんな集団の輪の中に入れてあげましょう。
 社交性は先天性ではなくて、幼児期(〜5歳)に親が育んであげるものです。きっと上手にコミュニケーションが取れるようになるはずですよ。
 あと、ケンカもコミュニケーションの一つですので、1対1であれば無理に止める必要も無いと思います。マスコミ的に言えば「暴力」になりますけど、ケンカしなければ分からないことがたくさんあります。
 特に男の子同士だと、ケンカするたび仲良くなってゆきます。
お互いどこまですれば…という痛みの限界が分かりますし、どこまでのことをすればケンカになるかも分かってきます。お互いの性質、性格を暴露しあうようなものです。
 別に暴力を推奨するわけではありませんが、1対1でしかも理解しあう上で必要なケンカを止めるのはどうか?と思うだけです。
 「怪我をした」「泣かされた」となると異常なまでに反応する過保護な親が増えておりますが、いじめでない1対1〔タイマン〕であれば黙って見ているだけで良いと思います。決着はお互いがつけるはずですから。親がでしゃばる問題ではないのです。

…長々と生意気で失礼なことばかり(いらないことも)言ってますが、
どうかご容赦ください。私のとり越し苦労かとは思いますが。

 うちの長男〔5才〕もそんな感じでしたよ。いっつも泣かされてたし…〔笑〕
 でも、今ではどんな集団にも臆せず入ってゆきますし、いろんなところに友達がたくさんいます。ちょっと場慣れしすぎた部分もありますが…