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日本赤ちゃん学会とは?

 理事長あいさつ

創設期から充実期へ

日本赤ちゃん学会理事長
同志社大学 赤ちゃん学研究センター教授
小西 行郎

 日本赤ちゃん学会が設立されて6年が経ちました。小林登先生とともに学会を立ち上げて以来、当初約200名であった会員も900名を越え、その存在も広く社会に受け入れられてきたように思います。昨年にはISIS(International Society on Infant Studies)との協力で国際会議を京都で開催することができ、日本赤ちゃん学会は順調にその創設期を乗り切ったといえるでしょう。そしてこれからが、学会の力量が問われる大切な時期であることに襟を正す思いです。創設時より“異分野研究の融合のための橋”と“基礎研究と現場を結ぶ橋”を如何にして創るかという大きな課題に取り組んでまいりましたが、昨年開催した国際会議はさらに国外との連携という3つ目の橋を架けるきっかけとなり、これで学会の基礎となる橋脚が建てられました。さらに次の5年で学会活動を内外に充実させ、確かな橋を架け渡してゆくことが私の責務であるという思いを新たにしております。

 赤ちゃん学会の設立とほぼ時を同じくして脳科学ブームが起こり、育児や保育あるいは教育の現場にも「脳」という言葉が氾濫してきたと思います。脳科学ブームの光と影はいっそう顕著になってきたようです。こうした背景の中でわれわれが成さなければならないことは基礎研究をいっそう前進させ、科学的に立証された確かな研究成果を社会に還元することによって育児不安や教育への不安などを軽減することではないかと思っています。もちろん、それは各研究者の努力に待つしかありませんが、学会としてはその活動の充実期を迎えるにあたり、新たな試みにチャレンジしてゆきたいと考えています。

1. 育児・保育あるいは教育の現場からの要望や疑問を研究の場に生かすために、現場と研究者の交流や情報交換の機会を積極的に設けたいと考えており、そのために

1) 育児・保育の現場の人たちに向けた第2学会誌「赤ちゃん学カフェ(仮)」を発行することとし、現在、汐見編集長のもとに創刊号の準備中であります。出版には「赤ちゃんとママ社」のご協力をいただくことになっています。

2) 産経新聞との共催で「保育のための赤ちゃん学講座」を企画し、今年度は大阪で8日間15講義行うこととなり、5月にスタートしました。できれば来年度は、東京と大阪で年2回は開催したいと思っています。

2. ただいまのところ任意団体として活動している学会ですが、1、2年の間には法人化しなければならない情勢にあります。学会の性格上NPO法人がもっともふさわしい法人であると思いますが、早急に法人化に向けての準備に着手する必要があります。

3. しかしながら、本学会に参加している基礎研究者はまだ少なく、若手の研究者の養成も重要な課題です。そこで「赤ちゃん学研究所」設立のためのコンソーシアムを作りたいと思っています。

上述したようにすでにいくつかの新しい試みは一歩を踏み出しています。この一歩が学会の更なる発展をもたらすだけでなく、さまざまな「子どもの問題」について真摯に取り組む方たちに少しでも役に立てれば幸いに思います。会員各位の積極的な参加を期待しています。


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