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ウェアラブル日記

y ぴゃんこ

1998年8月28日(金曜日)


ぴゃんこってば、やっぱ雨男かもしれない。。。

今日は、神戸に出張する日である。しかし、台風四号と前線のおかげで、北日本と東日本は記録的な大雨。一部地域では豪雨になっている。私が家を出る時、ちょうどTVを消そうとしたら、交通情報が流れて、新幹線が新横浜と熱海の間で止まったというニュースが流れてきた。どうしようかと思ったが、とりあえず新横浜まで向かうことにした。一番つらかったのが横浜線の電車である。ちょうどラッシュに重なり、満員電車どころの話ではない。すし詰めでも、もう少し余裕があるのでは!?と思うぐらいの混みようである。

私は、いつものように体中にいろんなものをつけた「着る電脳P2」状態なので、ラッシュの電車はたいへんである。以前、満員の電車に乗ってる時、背中に背負ったリュックサックの中に入れてあったダイナブックが押しつぶされて、液晶画面がれてしまったことがある。修理に10万円以上かかるというので、なくなく新しいNoteパソコンを買ったのだ。だから、満員電車は非常に苦手である。

でも、さすがに、これまでにいろいろとやってきたので、満員電車に乗るときにはコツがある。できるだけ持ちものをひとつにまとめ、足元に転がすのである。一番隙間があるのが足元だから・・・人間の体の構造が、そのようになっているのだ。しかし、今日の電車は違う。足元におこうとしても床まで届かない。足元まで、ぎゅうぎゅう詰めなので下に行く前に浮いている。動いている間はいいが、電車が駅に止まって人が乗り降りするときはタイヘンである。ほうっておくと荷物がどこかに流されていきそうになってしまうのだ。それを必死で握って捕まえていなければならないので、とても手が疲れた。日本のサラリーマンはすごい。

無事、新幹線も動き始め、40分遅れのひとつ前の列車に乗ることができた。おかげで予定時刻より20分ぐらいの遅れで神戸につく。それからセミナーハウスの見学に行った。その際、神戸でもGPSを使ってみた。案内してくれた流通科学大学の学生さんには「一人でマルチメディアキャンプをやっているみたい。」と言われてしまった。住宅地域の道を歩いていたのだが、隣に壁と木があるところは、衛星を捕まえることができない。こうしてみると空が見えているところというのはホント少ない。流科大のセミナーハウスは非常にキレイで設備も整っていて羨ましい。ノートパソコンがレンタルできるのもいいし、それぞれの部屋に情報コンセントがあって、好きなだけInternetを利用できるのもいい。おまけに、いろんなところにプリンターが置いてあるのでプリントアウトにも困らない。ついでに大きなおふろもうらやましい。一度ゆっくりと泊まってみたいと思った。



夜は、神戸のホテルに泊まり、横浜の井上さんと昨日お借りしたメモ電話を使ってやりとりをしてみた。

その時、わかったことは、

@電池があまり持たない。

A三回くらいやりとりをするとエラーが出てしまう。(これはこのマシン独特の問題なのか、システム上の問題なのかは現時点では分からない。また、送信中にエラーが出ても相手側の電話がつながりぱなしになってしまうので、しばらくつながらなくて困ってしまう。そして、エラーが出た方は一度電源を落とさないと復帰することができないようだ。)

でも、メモで電話をするというのも結構面白い。この端末は、耳の不自由な人のために作られたものである。だから、話をしながらメモの交換はできないのであるが、そういうことができると健常者にとっても面白い電話になるかもしれない。その時には、画面を見ながら話をしなければならないので、イヤホンマイクは必須になるだろう。また、テキストだけならViaVoiceのような音声認識を使って入れられると楽である。また、ぜひ、バイブ機能もつけてほしい。

このメモ電話は、上書きしながらメモの交換ができるのであるが、意外と上書き機能を使うことは少なかった。まず、画面が狭いので、それほどたくさんの情報を書くことができない。また、上書きを使うのは絵を使った時などに限られるのかもしれない。

これを使ったゲームなんかも考えられそうである。

あと、できれば文字に色がつけられるともっと使いやすくなるであろう。つまり、話をしながら、手書きのメモが遅れて、自分と相手で色が分けられる。(せめて相手と自分の2色。できれば何色か。フルカラーなら、超Good。)おまけに、デジタルカメラなどからスマートメディアを使って簡単に写真とかを取り込むれるようになると、きっとすごく面白いものになるのに。。。













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