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ウェアラブルリポート


報告書

慶應大学研究員 CRN研究員 河村智洋


<今回お借りしたもの>
・ソニーのグラストロン
・小さなスキャンコンバータ
・腰用のショルダーバッグ
・骨伝導のイヤホンマイク

<使用結果>

◎ソニーのグラストロン
・映像はきれい かなりはっきりと見ることが可能
・多少、重い
・そのままでは不安定 帽子などに取り付けるとよい
・首のつかれは、安定させれば、すぐになれる
・歩きながら見るには、暗い
・電源が90分くらいしかもたない
・ケーブルはオス・メスに対応して欲しい

◎小さなスキャンコンバータ
・リブレット100に非対応で利用できず

◎腰用のショルダーバッグ
・重心が下の方にいくので動きやすい
・ズボンのポケットが使えなくなる
・ジャージの時は便利
・トイレに行った時困る

◎骨伝導のイヤホンマイク
・かなりの騒音の中でも音声はよく通じる
・ViaVoiceでの利用は、くせがあるので、もう一度登録しなおしてやってみたい。
できるならViaVoice98を利用してためしたい。
・音楽用のイヤホンとイヤホンマイクが一緒になるようなことができないであろうか。
耳で聞き、音声で入力するという行為を一つのイヤホンマイクで集中管理ができるものが欲しい。

<その他>
・GPSを使ってみたい。外出中、位置情報は、非常に利用したいもののひとつである。
・暑い。重い。怪しい。これは、実験段階だからしかたがないかな。

<まとめ>
服のようにコンピュータや通信端末を身につけるたとき、どんな情報が欲しいのか、
そして、それをどんな形で手に入れたいのかについては、今後、研究、実験を続けて行きたい。
また、情報発信、コミュニケーションについても、考えていきたい。

今回、実験をしてみて、つくづく、現在のコンピュータのコンテンツはデスクトップ用に作られていると感じた。
少なくとも歩いている時に見るコンピュータのモニター画面は、
これまでの発想とはまったく違ったものになることは、間違いない。
また、外で歩いている時だからこそ、欲しい情報、発信できる情報もある。これらを整理し、
どうやってウェアラブルのシステムの中に組み込むか、非常に興味深い課題である。











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