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PLAYFULLOGO ブック

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2P解説


Why Playful?
「プレイフル」とは?

 今回のワークショップのテーマは、「プレイフル」な精神をもって学びをデザインすること。「プレイフル」のうしろにつけられた感嘆符(プレイフルマーク?)は、いろいろな意味をこめることができます…「精神(spirit)」「情熱(passion)」「ライフスタイル(lifestyle)」「設計・デザイン(design)」「表現(expression)」など、あなたのこめたい意味はなんでも。また、「プレイフル」ということば自体もいろいろな解釈ができるでしょう。誰でも、さまざまな活動を通じて、あるいは他の学んでいる人とかかわったり、知識そのものとかかわっていく中で、プレイフルな精神を育てていくことができます。それによって、自分自身の知性をデザインすると同時に、やりたい気持ち(motivation)という何ものにも代えがたい感覚を得ることでしょう−これを私たちは「プレイフルな動機づけ(playful motivation)」と名づけました。
 「プレイフル」ということばはよく子どもたちについて使われることが多いようですが、私たちはプレイフルな精神がすべての若者や大人の心の中にはぐくまれ、日常生活で出会う人々やものに対して純粋で、親密な、そして自分自身を向上させるような関係を築けるよう願っています。


Why Playshop?
「プレイショップ」とは?

 現在、日本の教育界ではさまざまな変化が起こっています。世界各地でも同様です。「プレイショップ」という概念は、教えることと学ぶことについての私たちの認識を改たにしてくれるかもしれません。すべての学び手の「かかわり合い(relationship)」「動機づけ(motivation)」「相互作用(interaction)」「個と個の関係(personal connections)」「向上(empowerment)」といった主要な要素を考えても、従来の授業の形は再検討する必要があると思います。そこで、私たちは学びの環境の再設計を提案しているのです。
 プレイショップとは、「夢中になること(engagement)」「感情(emotion)」「即興(improvisation)」「革新(innovation)」「共同(collaboration)」「コミュニケーション(communication)」「振り返り(reflection)」といったエッセンスに主点をおいたデザインを通じて学びを有意義なものにしていくことです。さらに、ここで忘れてはいけない大切なことは、プレイフルなデザインは世代の間の仲立ちをするものであり、気持ちを高めたり、共同体験を促したりするものだということです。この種の学びには、自分で能力を高めていくためのデザインの精神と、子どもがどろのだんごをこねるときのような手触りのある心のこもったものの見方が必要です。プレイフルなデザインは自発的で、湧き出てくるような創造性をはぐくみます。プレイショップでは、参加者はただ単に他の人にとっての意味を取り入れるのではなく、むしろ自らが自分自身にとって意味のあることをつくりあげていくことになります。夢中になって取り組み、プレイフルな気持ちで壁をのりこえることを学んでいけば、自分たちのおもちゃや道具を作り上げ、視野を広げていくことにつながります。

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