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第3回学習基本調査

はじめに

 わたくしどもベネッセ教育研究所は、1980年に設立されて以来、子どもたちのよりよい生活、および学習環境のあり方を研究することを目的とし、教育のさまざまな側面に焦点をあてて調査研究を行っております。
 さて、このたびデータをご報告いたします「学習基本調査」は、「(1)学習に関する意識・実態調査(アンケート調査)」と「(2)学習到達度に関する調査(到達度テスト)」のニ種類からなっています。(1)は、第1回(1990年)、第2回(1996年)、第3回(2001年)と、ほぼ同じ質問項目で、同一の学校にご協力いただいており、子どもたちの時系列的な変化を正確に把握することができます。2001年10月に発表した『速報版/NO.1』では、1990年以降の子どもたちの意識・実態の変化を中心に結果を紹介しました。
 (2)は、(1)で対象となった児童・生徒の一部に対して、今回(2001年)はじめて行いました。小・中学生に対しては国語と算数・数学のテストを実施し、ご協力いただいた児童・生徒は小学生1,357名、中学生1,021名にのぼります。また、高校生については弊社「進研模試(国語、数学、英語)」を利用しました。アンケート調査と同時期に模試を受験した3,106名の結果をもとに、今回の分析を行っています。
 2002年1月に発表した『速報版/NO.2』では、(1)と(2)の二つの調査のクロスデータから、学習に関する意識・実態と学習到達度がどのような関係にあるかということに注目して結果をまとめています。小・中・高校生のデータを並べることで、学校段階による違いを確認できるのも大きな特徴です。
 なお、一連の調査の詳細な分析を『第3回学習基本調査報告書』として、2002年3月に刊行しました。ここでは、速報版には盛り込めなかったテスト問題、正解率、誤答傾向などについても報告いたします。これらの調査結果を、日々の教育実践や調査・研究に生かしていただければ幸いです。




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