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平日の遊び相手は、
5年前と比較してきょうだい・友だちが減少

●平日の遊び相手(95年との比較)



増加したのは、母親・父親などの家族
 平日の遊び相手は、母親・きょうだい・友だちの割合が高い。しかし前回と比較すると、きょうだい・友だちと遊ぶ割合が減少し、母親・父親・祖母・祖父・親戚と1人で遊ぶ割合が増加している。今回と前回の調査対象の属性を比較すると、きょうだいのいる割合が減少している(95年77.2%、00年66.0%)ことから、前回に比べて、きょうだい以外の家族と遊ぶ割合が増加しているものと考えられる。
 子どもの年齢別に見ると、すべての年齢で、遊ぶ割合が増加したのは、母親・1人遊びである。

母親と一緒に遊ぶケースは、4〜6歳児で増加の割合が大きく、6歳児でも約4割の子どもが平日、主に母親と一緒に遊んでいる。


父親と一緒に遊ぶ割合は、1歳児が最も増加しており、11.3ポイントの増加であった。1歳児で2割弱が平日父親と一緒に遊んでいる。

最も1人遊びの多い年齢は、4歳児で、24.2%であった。

 おとな(家族)と遊ぶ傾向が強まり、年の近い友だちやきょうだいと遊ぶ機会が減っているのは、前述したきょうだいのいる割合の減少に加えて、今回の調査対象者は、前回と比較して幼稚園児が減少し、保育園児が増加している傾向にあることから、平日友だちと遊ぶ割合に影響を及ぼしていると考えられる。


第1章 幼児の生活
4. 遊びについて


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