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Vol. 16, No. 10, October 2000
1. 体罰を監視する
2. 母親の反対は最初の性交を遅らせるかもしれない

体罰を監視する

 米国小児科学会(AAP)は、全国的に学校での体罰を廃止し、その代替として生徒の行動を管理することと推奨した。

 最近の文書によると、米国の学校で体罰が年間1−2百万回行われていると学会は報告している。

 「米国小児科学会は、体罰が学生の自我形成や学業に悪影響を及ぼすかもしれないということ、そして、その体罰が破壊的かつ過激な行動をもたらすかもしれないと確信している。」と文書は述べている。

 学校職員による物理的暴力が必要な場合とは、限られた状況、たとえば生徒の武装を解くとか、他に害を及ぼすのを防ぐ際に限られる。

(米国小児科学会の文書のコピーを得るには、AAPのウエブサイトwww.aap.org/policy/re9754.htmlへ。「Policy Statements 」、次に「C」をクリックし、「Corporal Punishment in School」までスクロールをおろす。)




母親の反対は最初の性交を遅らせるかもしれない

 母親が10代の性についてどう考えるかで、10代の子どもと母親との「関係」を難しくさせる、と研究者はいっている。

 米国国立青少年健康長期研究において、12,105人の7年生から12年生までの生徒を、学校と家庭で調査がなされた。9ヶ月〜18ヶ月後に、第2回目の家庭での調査が行われた。そのうち、最初の調査時点で、同じく調査をうけた母親と同居し、処女であると報告した 3,322 人のコアのサンプルがあった。

 研究の主要な結果は、最初の性交の時期である。

 母親の反対を青少年が感じた場合、もしくは親子関係が親密である場合、これらは最初の性交の時期を遅らせることと関連している。さらに、母が激しく反対し、かつ親子関係が親密である場合、青少年は母親の反対に最も高い確率で気づいていた。

 「性交について母親が反対であることと、親子関係が暖かく親密であることは、ともに青少年の最初の性交の遅らせる重要な予防的要素であるかもしれない」とそれらの研究者は結論づけている。

著者:Sieving, R.E., McNeely, C.S., Blum, R.W.
題名:Maternal expectations, mother-child connectedness and adolescent sexual debut.
掲載誌:Archives of Pediatrics and Adolescent Medicine 2000; 154:809-816.
著作権については、ミネソタ大学小児科・青少年健康学科(住所:University Gateway, Suite 260, 200 Oak Street, Minneapolis, MN, 55455)。




The Brown University Child and Adolescent Behavior Letter, October 2000
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Source: The Brown University Child and Adolescent Behavior Letter
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