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新学習指導要領に対する意識
「学力低下が起こる」「学校による指導力の格差が大きくなる」「保護者の期待とずれがある」と考える小・中学校教師が多い。

Q 本年(2002年)4月から実施された新しい学習指導要領について、どうお考えですか。

小学校・中学校管理職は、新学習指導要領に「賛同する」が半数を超えるが、一般教師は「見直しの必要性」を感じる割合が高い。

新学習指導要領に対して、「教育のあるべき姿として賛同する」か「根本的に見直す必要性を感じる」かについてたずねたところ、「賛同する」は小学校管理職61.4%、中学校管理職52.4%と、管理職では半数を上回る。しかし小学校教師では24.8%、中学校教師では16.7%にとどまる。管理職と教師の差は顕著で、7割を超える一般教師は「根本的に見直す必要性」を感じている。




教師は新学習指導要領をどう受けとめているのか。指導上の負担(図10-2)、保護者の期待とのずれ(図10-3)、学校による指導力の格差の拡大(図10-4)、子どもの学力低下と学力格差の拡大(図10-5、10-6)などを感じている割合が高い。他方、児童・生徒の意欲を引き出す上で効果的か否かでは、中学校教師を除いて半数以上が「意欲を引き出す上で効果的だ」と考えている(図10-7)。年間授業時数が不足しているかどうかについては、意見がわかれている(図10-8)。



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