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CRNの設立目的

世界の子どもを取り巻く諸問題を解決するためには、従来の学問分野を越えて学際的な研究体制が必要ではないか、という問題意識から出発したのがCRNです。

そのベースには、CRN所長の小林登が提唱している、子どもの「成育」──子どもは生物学的存在として生まれ、社会的存在として育つ。「育つ力」をもった子どもは親・家庭・学校のそして社会の「育てる力」との相互作用によって体を成長させ、心を発達させる。この「育つ力」と「育てる力」のふたつをお互いに関連づけ、成長・発達と育児・保育・教育を統合した概念を「成育」と呼ぶ──をいかに支援していくかという考え方があります。

この発想にもとづき、学際的研究を推進しようとしていたところへ、折しも、インターネットが急速に普及しはじめました。世界的規模で「子ども研究」を進めてゆくのであればインターネットは極めて有効な手段です。このような経緯で、CRNが今日のような姿をとることになったのです。

このネットワークを利用し、世界の研究施設や研究者と交流を行い、子どもをめぐるさまざまな問題の解決に取り組んでいくことがCRNの目的であり、使命です。

ここに集められた知見や問題解決のための知恵が21世紀を生きる世界の子どもたちの未来に大きな意義をもつよう、これから幅広い活動を展開していきます。そして、このネットを通して、みなさんとともに子どもたちの未来に貢献していきたいと思います。

どうか、末永くご支援ください。