研究室における取り組みの1つに、2004年に始動した「東京大学大学院情報学環・ベネッセ先端教育技術学講座」(Benesse department of Educational Advanced Technology:BEAT)があります。BEATでは、携帯端末と学習とを結びつけ、新しい利用法を探っています。BEATの研究内容や、モバイル・ユビキタス技術の教育利用に関する最新動向はメールマガジン形式で月1回配信されており、最近では「5分でわかる学習理論講座」のコーナーが設けられ、私たち院生に大変参考になる内容になっています。公開研究会「BEAT Seminar」では、2005年度には「デジタル教材の系譜・学びを支えるテクノロジー」というテーマで、歴史的に著名なマルチメディア教材のレビューが行われています。
BEATの活動の一環であるプロジェクトには、新しい教育向けインターフェイスを提案した「モノ語りプロジェクト」、親子で取り組む科学実験教材「OYAKO de SCIENCE」や、小学校における携帯を使った授業の取組みなどが展開され、活気のある活動が行われています。