コンセプト

「ながやまチーきち」とは、永山(ながやま)という「地域」にある、「小さな」子どものための「基地」という意味です。

 CRNが1999年から研究を続ける「プレイフル」という概念をもとに、子どもの遊びと学びを研究する実践研究の場として、「ながやまチーきち」は2001年4月に生まれました。とくに注目している視点として次の2点があります。

■遊びと学び
 小林登CRN所長は赤ちゃんを例に話をされますが、子どもは遊びからいろんなことを学んでいます。これは遊び、これは学び、と区分けをすることは適当ではなさそうです。夢中になって遊んでいるんだけれど何かを学んでいる、そんな実践や事例収集を行っています。

■子どものための基地
 「基地」という言葉からイメージする光景は様々です。「基地」は、子どもたちが集う場所であり、ドキドキワクワクする秘密の場所であり、何よりも子どもたち自身が創りあげる場所であります。「基地」をつくるときには、お兄さんや近所のおじさんの知恵を拝借するときもあるでしょう。「ながやまチーきち」という場所で、子どもたちがどんな基地づくりをするのか、それをサポートする人的環境や物的環境にも注目しながら、生の子どもの姿から「子ども学」を研究しています。

 なお、「ながやまチーきち」は、多摩市教育委員会と協力・連携のもとに設置されています。