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CHILD RESEARCH NET FORUM


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題 名: Re: Re: 以前の「友人」は他者
投稿者: S. TANAKA
日 付: 1997年 04月26日(土) 20:07:37
[SINPO: 00038] へのフォロー

どうお考えですかといわれると

 「昔からそうだったのだからあまり驚くべ

 きことではない」というレトリックは

 分析の軽快さを損うなぁ と考えます



野球の仲間集めでも

 手つなぎ鬼のメンバー集めでも

 相手を友人と認知して集めないでしょう

 メンバーとして集めて

 その後 友人になるのでしょう

 ベル友のように「友人」としての認知を

 おこなわないと先へ進めない

 というものではないと思います



子どもに回答させればわかるでしょうが

 野球クラブの全部員を「友人」に

 数え入れることはまずない

 ポケベルや PHS を常用するコのように

 何十人も「友人」を数え続けはしない



しかし これがハイテク器機を駆使する

 この世代の新しい友人づくりの方法なのだ

 とみることもできますね

 まずざっとつながりを付けられるだけつけ

 それから絞り込みにかかる というような



もうひとつ別の見方も考えられると思います

 彼らはずっとこのままの状態でもいられる

 という・・

 「友人をつくる」行動と

 「友人をつくる ということをする」行動

 は一見区別がつかないでしょう

 後者であれば

 友人をターゲットにしなくていい

 つまりアイテムとして保持していればいい

 ずっとそれでいい



これを 今の大人が昔から念頭に置いてきた

 友人づくりの文脈の中に入れてみることが

 できるでしょうか



いろいろなケースがそれぞれ何10% ずつか

 あるから できるともいえるでしょう

 そのように見方を多くもつほうが軽快です

 そのうえで わたしが気にしているのは

 この「友人のアイテム化」を必要とする

 行動こそが当初から実現したい行動なので

 ずっとそのままで進行しても支障ない

 というケースです

 この % が少しずつ増加しているように

 思えるのです

 長くて めんどうで ごめんなさい



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