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PLAYFULLOGO ブック

[4ページ解説]
4P解説


toyification of everyday objects
身のまわりのものをおもちゃに変えてみよう

 私たちは「toyification of everyday objects」、「身のまわりのものをおもちゃに変える」という表現をつくってみました。子どもたちが泥でだんごをつくるときのように、言い換えれば何でもおもちゃにしてしまうように、「身近なものに心を込める」ことの大切さを表現するためです。
 家庭や教室にプレイフルなデザイン精神を持ち込むことができるはずです。プレイフルな感覚を感じることのできるデザイン世代を刺激すれば、日常の遊びやライフスタイルを考えるときにでも気軽にプレイフルな即興ができるようになります。例えば、この本だって積み重ねて遊べるおもちゃになりますし、英語そのものもおもちゃになります。
 身のまわりのものは過去の経験を思い出させてくれたり、視野を広げていくものにもなります。重要なのは、ものが私たちの記憶を呼び起こしたり、さまざまな思いや反応をひき起こすという点です。私たちにとって、身のまわりのものをおもちゃ化するということは、おもちゃというものが必ずしも特定の形や姿、スタイルをしている必要はなく、自分たちで特別な意味を与えられるようなシンプルで自然なものであっていいということです。


find the me in media
メディアで自分を見つけてみよう

 「メディア」とは何でしょうか? 現代用語としてのメディアはハイテク、機械やエレクトロニクスなどと結びつけられがちです。しかし、自分の気持ちを言い表したり考えたりするのに役立ったり、自分自身や世界を理解する手助けになるおもちゃや道具はすべてメディアといえるのです。マスメディアもメディアですが、パーソナルなメディアもあり、表現したりコミュニケーションをとるのを助けたりしてくれます。また創造的であり、私たちのまわりの世界を見直させたり、拡げてくれたり、自分や状況を変えくれたり、自分の行動やふるまいを振り返らせてくれたりもします。私たちのまわりの人々やものごとを互いに関連づけて見させてもくれます。また、メディアとは着たり、交換したり、広げたり、把握したり、遊んだり、食べたり、投げたり、踊ったりできるものでもあるのです。

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