
感情、それはe-motion
時には学びが日常生活とは何の関連も見出せない、孤独で長い道のりに思えることもあるでしょう。しかし、さまざまな感情をうまく活かして動機づけにむすびつけるようなデザインという観点や、プレイフルに創造性がうみだされるという点からみると、学びは私たちにとって意味深いものとなります。最適な学びの探求や共同作業をデザインしていくためには、いかに気持ちを込めて理解をしていくかというプロセスが「意味を生み出すこと」の鍵となるように思えます。
いろいろなことをしたり,人とのつきあいにおいて、気持ちを込めて取り組んで、それによって発生するかもしれない感情的な葛藤をものりこえることができれば、自分自身の中に創造性が生まれ、自分なりの学びができてきたと感じるでしょう。
ここでは学びと動機づけの中の感情的(あるいは情緒的)な要素をあえて強調するために、emotionという単語を「e-motion」としてみました。これはまた、「e」の部分がたくさんのプレイフルなことばや概念に置き換えられるということを意味しています。例えば、本質(essence)、探究的な(exploratory)、夢中になって取り組める(engaging)、元気づけるような(en-spiriting)、活気のある(effervescent)、しなやかな(elastic)、熱意にあふれた(eager)などのように、プレイフルな解釈がもつ無限の可能性を示しているのです。さらに付け加えると、日本語の「いい」は健全で活気に満ちた精神や、デザインやスタイルのすばらしいセンスを意味しますし、ii-motionという言葉はいい結果が生まれてくるような動きがある、というような意味にもなります。 |
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