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上田 信行 甲南女子大学教授(文学部人間関係学科)/Ed.D. E-mail: nobuyuki@neomuseum.com
人に会うことが大好きだ!
人と共同作業をすることが大好きだ!
ワークショップが大好きだ!
遊び心のある精神が大好きだ!
現在、甲南女子大学文学部人間関係学科の教授として、学習環境のデザインを教え、研究している。1990年、吉野川のほとりにネオ・ミュージアムを作り、学習、メディア、デザインに関する50近くの実験的なワークショップを主催してきた。ハーバード大学の教育大学院で学んでいた当時、「セサミストリート」(Sesame Street)やボストン子ども博物館(the Boston Children's Museum)の研究・デザイン環境、マサチューセッツ工科大学(MIT)のメディア・ラボにおけるロゴ(教育・人工知能研究用のログラミング言語)の構成主義にもとづく学習環境を知り、大いに刺激された。主な論文に、"Japanese Children's Personal Theories of Intelligence: A Developmental Study""A New Learning Environment: The neoMuseum / Children's Media Museum Prototype"「学習環境のデザイン」などがある。 | ||
大森 美弥 小児心理カウンセラー/Ed.D. E-mail: omoriyamada@post.harvard.edu
子どもの頃から夢見るのが好き(daydreamer)で、こうした性格は何年経っても変わっていない。夢を見ることができること、そしてその夢に新しい意味を見出し、実現させようとすることは誰にとっても大事なことだと思う。それがおそらく、私がカウンセラー、発達心理学者、文化心理学者という職業を選んだ理由である。
情熱的な夢、哀しい夢、ドキドキするような夢、楽しい夢、夢はどんなものにもなり得る。夢の中で、私たちはスリルと興奮に満ちた世界や、友人と家族に囲まれた世界や、大昔や未来の世界へさえも行き来することができる。また、家を建てたり、はるかかなたの国に旅をしたり、昆虫になったり、モーツアルトと話をしたり、野の花が咲き乱れる草地を散歩したり、アマゾンの熱帯雨林を探検することだってできる。
大森美弥は、日本人を両親に日本で生まれたが、4歳のときに渡米し、南カリフォルニアで育つ。大学入学のときにマサチューセッツ州へ移り、スミス・カレッジ(Smith College)で発達心理学の文学士号(A.B.)を取得する。そのまま東部に残り、ハーバード大学の教育学大学院で学ぶ。カウンセリングとコンサルティングに関する心理学の修士号と、ヒューマン・ディベロップメントと心理学の教育博士号(Ed.D.)を持つ。二つの文化を背景とするその経歴は、彼女が文化心理学に興味を持ち、それを専門とする原動力となってきた。現在は夫と共に東京在住。 |
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宮田 義郎 中京大学教授 (情報科学部認知科学科)/Ph.D. E-mail: miyata@sccs.chukyo-u.ac.jp http://duet.sccs.chukyo-u.ac.jp/~miyata/
私の中には、子どもの頃からつねにふたつの底知れぬエネルギーの源泉が存在していたように思う。ひとつは芸術家。ピアノを弾いたり、森の中を散歩したりするたびに周囲の世界の美しさや、自分の中の宇宙の美しさに深い感銘を覚えた。
それと同時に、私の中には基本的な原理を明確に把握したいと願う科学者も存在していた。それゆえ、私はまず物理学を学んだあと、日本でエンジニアリングを、アメリカで認知科学を修めた。しかし、大学を仕事場にするようになってから、私はもっと深いエネルギーの源泉を見出した−私は人と一緒に働くこと、特に若い人と一緒に働くことが大好きだったのだ。
現在、私が最も楽しみにしていることは、若い人と一緒に精神世界の美を明らかにする喜びを見つけることである。たとえそれが最も複雑にからみあった感情のもつれであったとしても。今ではもう、私は自分が芸術の世界に属しているのか、それとも科学の世界に属しているのか迷うことはない−私は生きとし生けるものの世界に属していると感じているからである! | ||
ヒレル・ワイントラウブ 同志社国際中学・高等学校コミュニケーション部主任/教諭 E-mail: lhillelw@intnl.doshisha.ac.jp
私は、私たちの心を大きく動かすような発見、人々や学問、世界と相互に影響し合う人間として私たち自身の見方を変えるような発見というものを大切にしている。こうした発見を学ぶことは私に私らしいタッチをもたらし、特にスペースのデザイン−物理的なスペースであろうと感情的なスペースであろうと−に関わっている場合には、このような体験を思い起こさせるようなスペースを創り出す。人々が自分自身を発見することによって、心や精神のパワーを使うこと、感じることに参加したり、挑戦したりするのを見ることが好きなのである。
私は人間らしい人間でありたい。それは重要な活動に携わり、自分のみならず他人をも尊重する者のことである。この高度にまとまった物質主義的な世界では、時に迷い、困惑することもある。だから私は周囲を温かく、賢く、敏感で、遊び心を持った友人の中に身を置くようにしている。なぜなら、このプレイフルな友人たちは、ユーモアや皮肉、機転を利かせるセンスまで持ち合わせているのだ。 |
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リアン・ラムゼイ 同志社国際中学・高等学校教諭/デザイナー E-mail: lehan@geisya.or.jp
教育者になる道を選んだつもりはなかったが、いつのまにかそろりそろりとその道にはまってしまった。
私にとって「学習」とは、私たち教育者が人々に知識を分け与えていくプロセスではない。「理解する楽しさ」を見出せるような場を教育者自らが作ることである。難しいのは子どもたちではなく、どうやってその場を作るのかを学ぶことである! |
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