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PLAYSHOP 名古屋in World Youth Meeting 経験のアルバム
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PLAYFULスピリットを経験できる一日限りのワークショップを行ないました。私たちはこれを「PLAYSHOP」とよび、新しい学び、コミュニケーションスタイルのプロトタイプとして提案します。

実施日:7月22日 10:00〜16:00
参加者:WYMに参加する高校生 約70名(韓国・ドイツ・台湾・アメリカ・日本)
場所:名古屋国際センター ホール

「PLAYFULスピリット」学ぶ姿勢

 PLAYFULスピリットとは何でしょう?子どもの頃、何かに夢中になっていたときの心を思い出しみてください。何かに集中したり、熱中しているときの感覚・感情・思いなどがPLAYFULスピリットです。思いやり、好奇心や探求心など、人やものとかかわる姿勢ももちろん含まれます。

 では、PLAYFULスピリットをどう表現したらよいのでしょう?それを体験する場が、「PLAYSHOP」です。学びへの姿勢を提案する場であり、「学びのプロセス」の体験の場でもあります。

 「PLAYSHOP」のキーワードは「夢中になって(engagement)」「その場での即興を大事にし(improvisation)」「つくって(creation)」「かたって(communication)」「振り返る(reflection)」。それらを組み合わせることで学びを有意義なものにしていくことができます。

 PLAYFULスピリットをもっていれば、日々の生活環境の中で自らが主体的に課題を見つけ、自分らしさを表現することができます。また、周囲と交流することで、自分のテーマを深めたり、積み上げたりすることができると考えます。

 これこそ学びに必要な感覚。そして、こうした感覚を十分発揮できる環境をつくることが今後の教育で必要だと考え、CRN(チャイルド・リサーチ・ネット)ではMUDPIE Unlimited(上田信行、大森美弥、小泉和義、宮田義郎、ヒレル・ワイントラウブ)と協力して、1999年11月東京多摩で第1回、2000年7月に奈良吉野で第2回のPLAYSHOPを開催しました。(www.crn.or.jp/PLAYFUL/


 今回、CRN(チャイルド・リサーチ・ネット)では、中京大学宮田研究室と協力して、第三回PLAYSHOPをワールドユースミーティング(以下WYM)の1日目のプログラムとして実施させていただきました。

 WYMは何カ国もの異文化の高校生が集まる場であり、そこに集まった人々が、みんなでひとつの「テーマ」について考え、何らかのプランやプロダクトを生み出していく場です。そこでは「ことば」の壁を超えて相手のことを理解し合う、というスピリットがなければ、創造的な場にはなり得ません。PLAYSHOP自体は、テーマに基づく具体的なプランやプロダクトを生み出すことに焦点をあてているのではなく、生み出すために必要なひとりひとりの心のありように焦点をあてているのです。今回のPLAYSHOPは、異文化の高校生たちにPLAYFULスピリットを感じてもらい、そこで新しく出会う人、もの、環境とPLAYFULにかかわり合うことによって2日目の活動やその後の生活が、一人一人にとって少しでも創造的なものになることを期待して企画をいたしました。


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