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第2回幼児の生活アンケート報告書
〜1歳6か月〜6歳(就学前)の幼児を持つ母親を対象に〜

はじめに

 本調査は、2000年2月に、首都圏・富山市・大分市に居住する、1歳6か月から6歳11か月までの幼児を育てている3,270名の保護者に答えていただいたアンケートを分析したものです。この調査とほぼ同じ内容の調査を1995年、同じ2月に同じ年齢の幼児を持つ保護者を対象に実施しており、5年間の変化を把握できる貴重なデータとなっています。

 まず第1章では、幼児の生活全体を概観し、睡眠時間や食事・外出状況といった基本的な生活時間、習い事、テレビ・ビデオの視聴、遊びなどを5年間の変化から分析しています。
 第2章では、母親の仕事や育児に関する意識、またそれに関連して、育児ストレス等についても分析しています。
 第3章では、父親のかかわりについて、育児への精神的サポートと物理的サポートの両面から分析しています。
 第4章では、子育て支援について、幼児の預け先の実態と希望、また、子育て中の母親の相談先や昨今の幼稚園・保育園に対する要望や子育て中の母親の相談先等について分析しています。
 なお、第2章から第4章で扱っているデータは、今回、新たに加えた調査項目を中心に分析しています。そのため、5年前との比較データが少ないことをあらかじめお断りしておきます。

 幼児を取り巻く生活環境は、少子化、核家族化、女性の社会進出など、いろいろな側面で急激に変化しています。このような環境の中で、昨今、子育てのあり方や親の意識が社会問題化され、さまざまな指摘がなされていますが、実際にはどのような状態なのでしょうか。5年間の変化を踏まえながら、その実態を把握する手がかりとして、本調査の結果をご活用いただければ幸いです。

2000年9月
ベネッセ教育研究所
幼児の生活アンケート調査プロジェクト一同



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