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早くに決まる子どもの教育設計


小学校2年生以下で進学期待が決まっている


●子どもに希望する最終学歴×性



子どもが小2生以下の時期に
進学期待が形成されている


 母親の進学期待をみると、小3生以上では、「中学校まで」0.0%、「高校まで」10.5%、「専門学校・各種学校まで」11.0%、「短期大学まで」7.0%、「四年制大学まで」53.3%、「大学院まで」3.6%となっている。ほぼ同じような傾向が小2生以下でもみられており(前回調査)、母親の進学期待は早い段階から決まっているようだ。子どもの性別で母親の教育期待をみると、小3生以上の母親は、四大卒以上の学歴を、男子には68.0%、女子には45.7%つけさせたいとしている。男子の母親のほうが女子の母親よりも子どもに高学歴の取得を希望している。


中3生では62.1%が月2万円以上の
学校外教育費をかけている


 小2生以下と小3生以上を比較すると、小3生以上のほうが1か月の教育費が多くなっている(「2万円〜4万円未満」小3生以上28.0%、小2生以下9.9%)。また、月に「2万円以上」の教育費をかけている割合を学年別にみると、年少児で5.5%だったのが、小3生で18.8%になり、小4生26.0%、小5生で33.3%となる。その後は小6生の28.6%、中1生で31.5%と推移し、進学塾への通塾が増える中2生で52.4%、中3生では62.1%に達する。中3生の6割以上が、塾など学校外教育費として1か月に2万円以上をかけている。



第3章 子どもの学力・習い事・進路
  3.進学期待と教育費


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