いろいろあっても子育ては楽しい
毎日の子育てを「とても+まあ楽しい」と感じている母親は89.1%で、「あまり楽しくない」は 8.4%、「ぜんぜん楽しくない」は 0.6%だった。学年別に比べても、ほとんど差はなく、園児〜小2生の母親を対象にした前回調査の結果と同様に、ほとんどの母親が気がかりや迷いはあるものの、子育ては楽しいと感じていることがわかった。一方、子育てを「あまり+ぜんぜん楽しくない」と回答した母親の子育ての気がかり内容をみると、どの学年でも共通して、「子どもの性格、態度・様子」にどのように対処するかを悩んでいた。
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子どもと共有する場面が少ない 子育てが楽しくない母親たち
子育ての楽しさと、子どもと共有する場面や意識との関連をみると、子育てが「ぜんぜん楽しくない」人は「とても楽しい」と感じている人に比べて、全般的に子どもと共有する場面の割合が低かった。とりわけ意識での差異をみてみると、「子どもをもつことによって自分自身が成長したと感じる」(59.8ポイント差)、「子どもが親に対して思いやりのある言葉や態度を示してくれたと感じる」(55.7ポイント差)ことが少なく、「子どもの様子を見ていると、つい不安になることがある」(42.4ポイント差)など、子育てへの不安感があらわれていた。
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