人とのコミュニケーションがやはり大切
母親が家庭で心がけているしつけとしては「あいさつやお礼ができるように」「友だちづきあいは大切に」「目上の人などへの言葉づかい」などが上位にきて、母親たちは日頃、礼をわきまえて周囲の人々とのコミュニケーションをうまく保てる人になってもらいたいと思って子育てをしている。また、「朝起きる時間や夜寝る時間など規則正しい生活リズム」は、小3生の母親は97.7%もが心がけており、中3生になると91.3%へとやや減少するが、これは子どもの不規則な生活ぶりが悩みの種となってはいるものの、基礎的なしつけはもうしなくなっているということだろう。
|
|
学年差が大きいテレビゲームとお手伝い
テレビゲームのしつけは、小3生78.4%、中3生60.7%と差が大きく、中学生になると気がかりとしても減少してくる。「子どもが手伝う家事を決めている」よう心がけている母親は小学生では6割を超えているが、中学生になると少なくなり、中3生では53.9%に減少する。「子どもが手伝う家事を決めている」は、母親の就業状況でやや異なる。「とても心がけている」のは、専業主婦15.3%、パートタイマー18.9%、常勤者21.4%と、働く母親は家事を手伝わせようとしている様子がうかがえるが、中学生になると母親の就業状況による違いはとても小さくなる。
|