幼児虐待は、 青春期の行動機能に影響を及ぼす |
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研究者たちは、精神病で入院した青年のうち、幼児虐待の経験があると申告し、明らかに変わった行動をとる322人について、心理及び行動の機能を調査した。 対象者には、一連の心理学のテストが課せられた。例えば、ミロン青年臨床目録(Millon Adolescent Clinical Inventory)などである。 幼児虐待値が30以下と70以上のものとに分け、2つの研究グループを作成した。虐待の経験のない93人と、虐待の頻度が高い70人に分けられ、人口統計学など様々な角度から比較された。 結果は、ほとんどの実験に関して、2つのグループ間では心理学的障害が大きく異なることを示した。年齢及び憂鬱度について同じレベル間で比較したとき、虐待レベルの高いグループは、著しく高いレベルの依存症、自殺、暴力、衝動、薬物乱用問題、精神分裂症を持つ可能性があった。 研究者たちは、「精神医学上の病気で入院した青年のグループにおいて、幼児虐待を受けたと申告した患者は、複雑で厳しい心理学的人格と、一連の行動の問題をもつ特色がある」と結論を下している。 出所:Grilo C.M., Sanislow, C., and Feho, D.C., etal.: Psychological and behavioral functioning adolescent psychiatric inpatients who report histories of childhood abuse. American Journal of Psychiatry, 1999; 156: 538-543. For reprints, contact Carlos M. Gril, Ph.D., Yale Psychiatric Institute, 184 Liberty St., New Haven, CT 06519. |
家族一緒の食事を奨励 |
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『家族一緒の食事時間を率先する』――この新しい事実は、グレーター・ニュー・ミルフォード(コネチカット州)地域における、「子どもと大人の健康2000タスク・フォース」のインターネットウェブサイトで閲覧可能である。 この率先活動は、マイケル・J・モラン牧師とタスク・フォースのメンバー、及びニュー・ミルフォード・ファースト・コングレゲイショナル・チャーチ上級牧師によって始められた。モランは、10代の子どもを問題から遠ざけることについての記事を発見し、家族との食事が、最も効果的な解決法であるということが分かった。家族全員が一緒に食事する時間を見つけることが難しいとしても、それを高い優先順位にすることが、10代の問題解決に取り組むのに役立つと考えている。 タスク・フォースによって認識された事実は、以下のとおり。
『家族一緒の食事時間を率先する』を入手するには、http://www.familymealtime.org/ にアクセスするか、Family Mealtime, P.O. Box 2082, New Milford, CT 06776に連絡するとよい。 |
AAPレポートは、 10代の妊娠の問題傾向を強調 |
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米国小児学会(AAP)からの方針書及びガイドラインは、10代の妊娠率は総合的には減少しているものの、1996年の10代の出生率は、未だ1980年のそれより高く、年間100万人以上の米国の10代の子どもが妊娠している、と指摘している。同じく AAPの報告によると、出生率は、ヒスパニック系の10代、非常に若い10代、妊娠が2回目である10代の間では、緩やかに減少している。AAP報告書は、いくつかの問題傾向をリストアップしている。
AAPは、小児科医などが青年に、性行動は後回しにし禁欲するように奨励するだけでなく、性的に活性な青年に、避妊の知識を持たせるように指導すべきだ、と勧告している。 連絡先: Gina Steiner, AAP, 441 Northwest Point Blvd., Oak Grove Village, IL 60007-1098; phone: (847) 981-7872. |