家庭生活の質に着目する |
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子供の発育にとって、どんな家庭で育ったかは、どんな保育をうけたかよりも、はるかに重要であると、人間発達及び家族研究の専門家は指摘している。ジェイ・ベルスキー博士(ペンシルバニア州立大学ユニバーシティ・パーク校人間発達学教授)は、国立小児保健・人間発達研究所(NICHD)と共同で早期保育の研究を行っている。その研究は、1,000人を超える子供とその家族を調査するという大規模なものである。 ベルスキー博士によると、NICHD調査によって、3歳までのすべての機能に対して、家庭生活の特性が保育よりも、より強く一貫した影響を及ぼすようだとわかった。 「強い経済力及び親の教育は、子供の発育に有利に働く。」と、ベルスキー博士は言う。 「良い影響を及ぼすかもしれない他の要素は、母親が心理上健全で、子供にやさしく、敏感で、かつ感情的に一緒にいることである。そういった親の子供は、3歳までの間に社会的、感情的、認識的機能が、経済的、心理的に健全でない家庭に育った子供より、はるかに良好なものとなる。」 出典:米国医師会。連絡先:Amy Fox, AMA, 515 Noth State St., Chicago, IL 60610. Telephone(312) 464-4843。ジェイ・ベルスキー博士の電子メールアドレス:j.belsky@psychology.bbk.ac.uk。 |
子供は仕事をすることによって、責任感を学ぶ |
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子供は、責任感を持たせることによって責任とは何かを学ぶ。時折、親は、子供に本人に関係のある仕事しか与えない。例えば、自分の持ち物を持ってくるなどである。子供に「助ける」ことを教える最も良い方法のひとつは、家族に貢献する機会を与えることである。しかし、ここで重要なのは、ごみを出すとか犬小屋の掃除など、「やさしい仕事」だけ与えるというようなことではいけない。 以下、年齢ごとに適切な仕事のリストを示す。このリストは、けっして完全ではない。しかし、少なくとも、子供が幼いときからいかに貢献できるか親に気付かせるものであろう。 18ヶ月から3歳
4-6歳前述の仕事に加えて、
7-10歳前述の仕事に加えて、
11-15歳前述の仕事に加えて、
16-18歳前述の仕事に加えて、
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