5月 |
〜心を育むよろこびを分かち合う〔ことば〕〜
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<今月の本> マリー・ホール・エッツ作 『もりのなか』、『ジルベルトとかぜ』、『ペニーさん』 |
◆お母さん、ひとりで抱えこまないで!◆ Tさんは、子どもの本のグループのリーダーをしています。ある夜、Tさんと電話で子どもたちや子どもの本について、語り合っていたとき、 「ひとりで子育てしているうちに、どんどん追い込まれていって、気がついたら、そんなことしていました。幸い、子どもにケガはなかったものの、いま思いだしても恐ろしくなります」 ◆支えてくれた夫のことばと本◆「自分に自分でショックを受けて、ともかく、夫にうちあけました。夫は忙しい毎日を送っていましたが、驚いて、真剣に考えた末に、〔完璧な母親なんていない〕と言ってくれました。あの時、夫に話せなかったら、そして話しても夫が耳を貸さなかったら、どうなっていたか……。でも、あんなことがあったからこそ、いまの私がいる。あんなことがなかったら、子どもの本の会などやってなかったかもしれません」 私は、ひたすら、Tさんの話を聞いているだけでした。そのような状態から、Tさんとご主人がどんな思いで抜け出したか、想像に余りあることです。 恐らく、夫婦で向き合い、支え合い、悩み抜いた末の出口だったろうと思います。 |
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