5月 |
〜心を育むよろこびを分かち合う『ことば』〜
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<今月の本> マリー・ホール・エッツ作 『もりのなか』、『ジルベルトとかぜ』、『ペニーさん』 |
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『ペニーさん』(松岡享子訳/徳間書店)年老いたペニーさんは、工場で働きながら、動物たちと家族のように暮らしていました。あるとき、動物たちが、お隣りの畑を荒らしてしまった。お隣りさんはかんかんに怒って、おわびに畑仕事や草刈りをしろ、といってきました。もし、できないなら、動物をみんな追い払ってしまえというのです。困ったペニーさんに恩返しをしようと、動物たちは「おれたちでなんとかしなけりゃならんよ!」とはりきります。(読んであげるなら、5、6歳から) |
3冊とも、地味な色合いと、しっかりしたデッサン力で描かれた絵が、文章以上に物語る、美しい絵本です。きっとお子さんといっしょに、絵をみながら、それぞれの思いで、くりかえし楽しむことができるでしょう。
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