中学校教師で「授業準備や教材研究が容易になった」(とても+まあ感じる=5.9%)、「ゆとりを持って授業をするようになった」(16.1%)、「授業内容の密度が濃くなった」(22.4%)、「基礎・基本の徹底が図れるようになった」(30.9%)等の項目の評価が低い。授業準備や教材研究上の負担感が増し、教育改革がターゲットとした「ゆとり」や「基礎・基本の定着」などが実現したと評価する教師は、少数派に過ぎない。その一方で、「授業方法の工夫が図れるようになった」は45.5%に達し、「授業内容の定着度が低くなった」と感じる教師は39.8%と半数を下まわる。小学校教師の評価は、中学校に比べるとやや肯定的で、「授業方法の工夫が図れるようになった」(48.0%)、「基礎・基本の徹底が図れるようになった」(44.8%)、「一人ひとりの児童の学習状況に対応できるようになった」(42.5%)。ただ、「授業準備や教材研究が容易になった」「授業内容の密度が濃くなった」「ゆとりを持って授業をするようになった」はそれぞれ、6.2%、25.7%、27.8%と少数派である。 |
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