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評価
「学習の記録」について
ほとんどの小・中学校の通信簿に、「観点別学習状況の評価」が採用されている。相対評価は激減し、絶対評価が教育評価の基調になった。

Q あなたの学年における通信簿の「学習の記録」では、次のような形式を取り入れていますか。





Q 通信簿の「学習の記録」を記入するときに、次のような評価方法を行っていますか。




「観点別学習状況の評価」は、多くの小・中学校の通信簿に採用されている。中学校の場合、通信簿に「観点別学習状況の評価」を採用しているのは94.0%、「総合的な評定」を採用しているのは78.3%(図8-6)。さらに小学校について98年調査と比較してみると、「評価方法」では、「相対評価」や「個人内評価」を行っている小学校は激減し、「絶対評価」が教育評価の基調となったことがわかる(図8-9)。


中学校では9割の教師が「テスト以外の様々な評価基準もいったん点数化している」。また約8割の教師が「評価をするときの具体的な規準や手順について、生徒や保護者に話している」。

Q 通信簿の「学習の記録」を記入するときに、次のことはどの程度あてはまりますか。




通信簿の記入にあたって、多くの小・中学校教師は、「長所を伝える」ことを意識。一方、「問題点や課題を伝える」ことを意識している教師は、中学校では7割近いが、小学校では5割強。また多くの教師が「教科書の内容の理解」を評価の基本にする一方で、「一所懸命取り組んでいる児童・生徒にはよい評価をつける」ようにしている。小・中学校ともに、「テストの得点を観点別に集計」したり、「ふだんから『学習の記録』を意識して記録」などをとっている。特に中学校では、9割の教師が「テスト以外の様々な評価基準もいったん点数化」し、8割弱の教師が「評価をするときの具体的な規準や手順について、生徒や保護者に話している」と答えている。新しい評価方法の客観性や透明性を高めようと努力する姿がうかがえる。



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