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ペール・ミリテグ博士、ミズ・マリー・ルイーズ・ビストラップ
(チャイルドウォッチ)



チャイルドウォッチ・インターナショナル・リサーチネットワークでの
マルチメディアの利用


 チャイルドウォッチ・インターナショナル・リサーチネットワークでの主要団体、研究者、メディア、大衆の相互作用で電子コミュニケーションを用いる原理、方法、活動についてのべ、子ども自体や、子どもの発達とマルチメディアの相互関係についての研究支援の推進を目的とする。

 リサーチネットワークは、世界中の30団体が核となって国際協力と子ども研究を高める能力を相互にサポートするツールとしてチャイルドウォッチ・インターナショナルを設立するために協力する。

チャイルドウォッチの目標:

  • 子ども研究に対する学際的アプローチと子どもの全体像理解を推進すること

  • 子ども研究の成果をより効果的に一般大衆へ広めること

  • 子どもの権利条約や他の児童福祉に関する国際条約実施のための戦略展開について、研究者と政策決定者の間の対話を推進し支持すること

  • 子ども研究についての地球規模の協議事項に含める新しい問題を明らかにし、これに対処するプロジェクトを開始すること

  • 子ども研究の分野、特に開発途上国において能力形成と強化を支援すること

 チャイルドウォッチ・インターナショナルは、ネットワークを推進し、経験を積むための多様な方法を探り、以下のとおり重要な活動を開始した。

  • 子どもの権利に関する指標などの研究プロジェクト:条約の実施を監視するために利用する既存データを明らかにし、その適切性をいくつかの国で試すこと

  • 子どもと環境、児童就労と作業、ストリートチルドレンなど、新しい研究分野を明らかにし、既存分野に対する新しいアプローチを明確にすること

  • 子どもの発達と福祉に関する分野において、研究能力を発展させ、強化する活動を促進支援すること

  • インターネットその他の電子コミュニケーション用ツールを利用して、研究者と研究機関との間の情報交換の能率化をはかり、進捗中の子ども研究データベースをつくること

 チャイルドウォッチは創立以来、子ども研究の中心となってきた研究機関を概観し、機関間の情報の流れの円滑化を主たる目標にしてきた。チャイルドウォッチの情報戦略は、現代の電子コミュニケーション技術で代表される好機会を利用することを明確な目標としてきた。

 チャイルドウォッチの提携団体の多くはネットワーク内コミュニケーションの主たる方法として個人間、グループ間(メーリングリスト)でもe-mailを利用している。チャイルドウォッチは情報提示、検索手段としてのインターネットの利用推進に積極的役割を果たしてきた。現在重要な機関のいくつかがホームページを開設している。

 インターネットに代表されるようなチャンスを利用していく自然な流れの一部として、チャイルドウォッチはサイバースペースでチルドレンズ・ハウスを作ろうというアイデアに着手した。これは子どものため、又は子どもと共に活動する人々、あるいは子どもについての研究者、プログラマー、プランナー、支持者、立法家、政策立案者などの専門家のために電子会議場を作ろうというものである。このイニシアチブは、情報をチルドレンズ・ハウスに載せたい、あるいは自分のデータベースとリンクしたい団体や施設の圧倒的な賛成を得た。

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