対人関係という点でもう一つ印象的なのは、子どものしつけです。どこの国でも、子どもたちは大声を上げて走り回ります。スーパーの中でもそうです。ただ私が驚いたのは、近くのスーパーでそうやって友だちとじゃれ合って走ってきた小学校高学年くらいの子どもが、私とぶつかりそうになると、しっかりと”I am sorry.”と謝ったきてくれたことでした。私たち夫婦には子どもがおりませんが、こちらで知り合った日本人夫婦でお子さんを幼稚園に通わせている方にうかがうと、一般的にアメリカの子どもの時のしつけは厳しく、それも「だめっ」と頭ごなしにしかるのではなく、この場合にはなぜそういうことをしてはいけないのかということを、論理的に説き伏せるようなやり方をするそうです。