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●子どもとメディア−創り手の気持ち
(2004年8月13日)

7月のある暑い夜、都内某所でシンポジウム2の関係者の顔合わせ兼打ち合わせが行われました。

「ゲームの可能性はエンターテーメントだけではない」
ゲーム攻略本が発売されるように、ゲームの快感は攻略にある。攻略するには作戦が必要。子どもたちは作戦をたてて、あれこれ試行錯誤しながらゲームを攻略していく。このメカニズムは勉強そのものではないか。作戦を立てて攻略していく、勉強にも通じることを、ゲームから学んでいるともいえる。これはゲームが生み出した手法。


なるほど。何も考えずにゲームをしていても、ゲームをクリアすることはできませんよね。そこには作戦立案と実行がある、ということ。そうはいっても、計算ドリルのようなものをゲームにしても仕方がないそうです。それはクリエーターの発想ではないとのこと。ゲームのノウハウを生かした教材、子どもがのめりこむように勉強する教材、つくってください!!
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「科学技術に夢がなくなってしまった」
いまだに子どもたちに与える科学技術の夢が「ロボット」と「宇宙」では、70年代と変わらない。それでは情けない。メディアが敵視されるのは、科学技術に夢がなくなったからでは…。


例えばアニメは必ず終わりがありますよね。ストーリーの世界に引き込まれたとしても、そのストーリーには終わりがある(冬ソナもいつかは最終回がやってくる)。インタラクティブなメディアの特徴は、始めも終わりもないところにあるそうです。現実の社会と同じで終わりがない、夢がない世界。…そうかもしれませんね。
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「最後までつきあったのはアニメ」
問題を起こした子の日記等にアニメやマンガの主人公が描かれていると、アニメのせいだとコメントする人がいる。その子は確かに問題があったかもしれないけど、そういう子に最後までつきあったのはアニメだったんじゃないかな。アニメがなかったらもっと辛い日々だったんじゃないかな。


ふか〜いコメント。一つの問題提起ですね。
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「メディアの功罪を暢気に論じている場合ではない」
メディア規制を声高に訴えるのもおかしいが、メディアには明るい未来があるというのもウソ臭い。教育熱心な親が子どもに与えたパソコンは、実はアダルトサイトも容易に覗ける道具でもある。それが現状。このような状況をどうしていくか、具体的な方策を講じていくことが急務でしょ。


インターネットは便利ですが、怖い目にあってる人はたくさんいますよね。技術の進歩と普及のスピードに、人間社会側が追いついていないってことでしょうか。

…と子どもとメディアの現場にいる人ならではの熱い想いが、打ち合わせの段階からぶつかりあっています。シンポジウム2、どんな展開になるのでしょうか? 9月5日(日)10時スタートです。
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◆参加申し込み受付中◆
1) 学会事務局から申し込み用紙を取り寄せる。
TEL.03(5389)6278、FAX.03(3368)2822、メール kodomo-post@bunken.co.jp
*件名は「子ども学会議参加希望」。資料の送付先(住所とお名前)を明記ください。

2) 申し込み用紙に必要事項を記載し、学会事務局に送る。

3) 参加費(学会員3000円、一般5000円)を振り込む。
*参加予定の方は事前申し込みをお勧めします


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