トップページ サイトマップ お問い合わせ
研究室 図書館 会議室 イベント情報 リンク集 運営事務局

 トップ TOPICS一覧




●北京っ子のネット事情
(2004年12月20日)

11月初旬に中国・北京にてインターネットユーザー調査を行ってきました。対象は20代の大学生や会社員です。その模様を少し紹介しましょう。*1

北京滞在二日目の夜、我々が滞在するホテルにSさん・Rさんご夫妻が現れました。訪中のお手伝いをしてくださったMさんのご紹介。みんなで近くの中華料理屋で食事をしながら、ご夫妻のインターネットライフを伺うことにしました。


趣味のサイトを運営中
「車のホームページを運営してるんです」
中国で初めて出会った個人サイト運営者がSさんでした。Sさんは車の専門誌の記者をしており、その雑誌のホームページ製作にも関係しているとのこと。大学院生だった1998年から個人サイトをもっていて、当時は日記が中心だったが、話題は仕事のことや好きな車のことへと広がり、いまの車のサイトへと変貌を遂げたそうです。アクセス数は2ヶ月あたり1000人。

サーバーはチェコ製?
「チェコスロバキアの会社が提供するフリーサーバーを使っているんです」
このサーバーは広告の表示が少ないのがSさんの気に入っている点。ここを利用してホームページをつくっている人は、大学生や大学を卒業した人が多く、その内容は商業的なものではなく趣味を目的としたものが多いそうです。サーバーのレンタル費用を尋ねると、年間2000元という答えが返ってきました。

検索エンジン対策は常識
「PRのために掲示板に書き込むことはよくやるよ」
検索エンジンでサイトを上位に表示させるためにはアクセス増が必須であることは日本も中国も同じ。掲示板に書き込みをしたり、友だちに宣伝したり、相互リンクをしたり、地道なPR活動にSさんもいそしんでいるらしい。もちろん、企業サイトはお金を払って、検索エンジンで上位に表示されるようにしているそうです。

フォントの選択は大切
「日本のN社のメルマガは中国語ローカルのフォントじゃないから違和感がある」
中国でホームページに通常使われているフォントはsimson。日本の明朝体のようなもの。Sさんが例示したメルマガはゴシックを使っているそうで、黒っぽい感じがするそうです。中国でもメルマガはあり、その主流はHTML形式。


…と仕事でもプライベートでもウェブ運営に携わっているSさんのコメントは貴重なものでした。目の前の中華料理にはしをのばす時間がもったいなく思うほど、必死にメモをとらせていただきました。

==========================================================================
■ご紹介■
CRN中国語版 開設のお知らせページができました
==========================================================================
CRNでは、「子ども学」のネットワークを中国語圏に広げるために、日本語、英語に続き、中国語によるウェブサイトを開設する準備を進めています。
これまで「CRNチャイナ倶楽部」で進捗情報などをご紹介してきましたが、ついに中国語のお知らせページができました。
ぜひみなさんアクセスしてみてください!!
 http://www.crn.net.cn


*1
今回は報告第2弾です。第1弾はこちらからご覧いただけます。


Copyright (c) 2000-2003, Child Research Net, All rights reserved.
このホームページに掲載のイラスト・写真・音声・文章・その他の
コンテンツの無断転載を禁じます。

利用規約 プライバシーポリシー お問い合わせ
チャイルド・リサーチ・ネット(CRN)は、
ベネッセ教育総合研究所の支援のもと運営されています。