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●東アジア5都市で暮らす幼児
(2006年1月27日)

子育てのスタイルは国や文化によって様々です。日本の子どもたちの生活や子育てのスタイルには、どのような特徴があるのでしょうか? それを知る一つの資料として、東アジア5都市(東京・ソウル・北京・上海・台北)における幼児の生活の様子、保護者の子育てに関する意識と実態を調査した研究があります。

「幼児の生活アンケート・東アジア調査」(Benesse教育研究開発センター・2005年)によると、各国・地域の就学前の教育・保育の状況が様々であることがわかります。例えば中国においては、託児所(0〜2歳対象の保育機関)、幼児園(3〜5歳対象の教育機関)と就学前クラスがあります。最近は、託児所と幼児園が教育機関として一体化する動きが見られるそうです。母親の就業状況は、日本や韓国では専業主婦が多い一方、中国や台湾では常勤者が多いという違いがあります。子どもの数も様々です。

5都市の子どもたちの生活や親の子育て観には、共通するところもあれば、異なるところもあります。例えば、「お子様に将来どのような人になってほしいと思いますか」という問いに対して、東京の母親が挙げた上位回答は「友だちを大切にする人」(75.4%)、「他人に迷惑をかけない人」(70.9%)、「自分の家族を大切にする人」(70.3%)でした。いっぽうで「のんびりと生きる人」(9.6%)、「経済的に豊かな人」(8.5%)、「リーダーシップのある人」(6.2%)は少ない意見でした。*1 では、その他の4都市の母親の意見はどうでしょうか? 東京の母親が上位に挙げた回答は必ずしも上位には挙がらなかったそうです。彼女たちはどんな回答を上位に挙げたのでしょうね。

東アジア5都市の子どもや子育てを比較できる貴重なデータといえるこの調査の報告書は、2006年3月に刊行予定です。

*1 『第3回幼児の生活アンケート報告書・国内調査』(Benesse教育研究開発センター・2006年1月刊行)より


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