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●プレゼントつき・10年前の子どもの健康
(2006年3月17日)

10年前の1996年といえば、「たまごっち」が大ブームとなり、アトランタオリンピックがあり、インターネットが使われるようになった頃です。この年の秋に発刊された『季刊子ども学Vol.13』の特集は「現代っ子と健康」。子どもの健康について、どんな議論がなされていたのでしょうか? 掲載されている原稿タイトルから、「慢性的なストレス」、「アレルギー」、「子どもの肥満」、「摂食障害」、「食生活」、「子どもの事故」などの言葉を拾うことができました。

「2分法で健康か不健康かを話すのは、なかなか難しいと思うんですけれども、大ざっぱに考えれば、そんなに不健康、不健康と言うほど、子どもが不健康なのかという感じはします。ただ、では気になることが全然ないかと言うと、もちろんそうではなくて、例えば、外遊びが少ないのではないかと思うし、それから塾で夜9時過ぎぐらいまで勉強するというのは、あまり健康な環境ではないなと思います。つまり、子どもが不健康なのではなくて、不健康な環境に子どもが置かれているということなのではないか。」*1

乳幼児の死亡原因の第1位は不慮の事故で、不健康な環境や状態は子どもの生命を直接脅かすものではありませんが、10年前も今も、子どもの健康問題は変わらず存在するという現実があります。

例えば、摂食障害について、本誌では低年齢化の問題を提起しています*2。10年前と比べ、現在では治療方法の進歩はあるでしょうが、そもそも子どもが摂食障害に陥るメカニズムには変わりはないのでしょう。おそらく、肥満やストレス、事故についても同様なのではないでしょうか。

ここで取り上げられている子どもの健康をめぐる話題は、いつの時代でも子どもに関わる人たちに知っておいてほしい知識。ぜひ多くの方に関心を持っていただきたいものです。

*1座談会「現代っ子は健康か?不健康か?」P17より庄司順一氏の発言部分を引用。
*2「摂食障害の低年齢化」池嵜和子

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『季刊子ども学 Vol.13 特集:現代っ子と健康』(1996年10月発行・ベネッセコーポレーション)
頒価1000円(税込)
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