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●【特集】ファミリー雑誌を手にとる父親
(2006年5月19日)

「乳幼児の父親についての調査」(2005年8月・ベネッセ次世代育成研究所)によれば、子どもとの関わりをもっと増やしたいと思うものの、十分な時間がとれず仕事とのバランスに苦労しているのが今どきの父親のようです。*1 

調査中に「家族の中での父親の存在感」*2に関連する項目がありました。「一家の方針を決定する中心は、自分であると思う」など7つの質問について「とてもそう思う」などの気持ちを5段階で答えています。「父親の権威を保つために努力している」と答えた父親は31.6%*3いました。

時間的な限界があるけれど何とか子育てに関わりたいと考え悩む父親が、背広姿でも通勤途中でもできることとは…? 本や雑誌から知識を得ることは一つの手段なのでしょう。「「子供を元気にする、親も元気になる」ための父親スキルを追求」*4する『プレジデント Family』、「子どもと一緒にOFF生活を楽しむため」*5の雑誌『日経Kids+』は、いずれもビジネス系出版社が父親向けに発行。ビジネス誌を読むように手に取れるファミリー雑誌は、確かに今までなかったジャンルでしょう。それが人気の秘密かもしれませんね。

さて、子育てに積極的な姿勢を見せる父親を母親はどうみているのでしょう? 「第3回幼児の生活アンケート」(2005年3月・ベネッセ教育研究開発センター)によれば、6割の母親が父親の育児参加に「満足している」と回答しているものの、もっと参加してほしいという要望も8割弱の母親が持っています。とくに家事への参加を求める声が強いようです。お母さんも大変ですが、お父さんも大変ですね。

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*1 「父親の子育て意識と実態」(2005年12月16日掲載)参照。
*2 『第1回乳幼児の父親についての調査報告書』(2006年3月・ベネッセ次世代育成研究所)54ページより。
*3 「とてもそう思う」(4.8%)と「まあそう思う」(26.8%)を足した割合。
*4 http://www.president.co.jp/book/X765-0.htmlより引用
*5 http://kidsplus.jp/konna.aspより引用
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