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●受賞者決定! チャイルド・サイエンス懸賞エッセイ
(2006年9月8日)

今年度のチャイルド・サイエンス懸賞エッセイの審査結果は以下のとおりです。

子ども学大賞 該当なし
優秀賞    該当なし
奨励賞
「子どもが「謙遜」を理解するには」
針多暁子(奈良女子大学人間文化研究科博士前期課程)

【入賞作品の概要】
子どもはいつ頃、どのようにして「謙遜」がわかるようになるのだろうか。そして、「謙遜」を理解するためには、何が必要となるのだろうか。このような問いに出会ったとき、「謙遜」という表現から導き出されるのは、一つは語用論レベルの言語理解、もう一つは、他者の目に映る自己の意識化が、その理解に必要だということである。
逆に、これらが欠けている子について考えてみよう。「謙遜」の理解が難しい子、例えばアスペルガー症候群の子どもは、相手の発言を字義通りに受け取るという語用論の障害、また、他者視点を取ることに困難を抱えるがために、「謙遜」の理解をもまた苦手とする。
しかし、語用論の理解ないし他者を意識した自己像を表象することというのは、私たちは普段何気なく行なっているがために気づきはしないが、実は非常に複雑な構造を持っている。アスペルガー症候群の子どもたちはしばしば「ちょっと変わった子」だと捉えられるが、本当に不思議なのは,私たちのほうではないだろうか。

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入賞作品は、後日「日本子ども学会」サイト内に掲載します。


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