１０ヶ月でおすわりができないという状況がご相談ではよくわかり

ませんが、もし、全般的に育ちが遅れているとか，首の座りや

背骨などに異常があり、自力で起きあがれないようであれば、

すぐにお医者様にご相談なさってください。

そうではなくて、単にじっとしていないとかイスにすわりたがらない

というだけでしたら、いやがったり痛がったりしない限り、後ろから

大人がだっこするなどしてひざの上におすわりさせるのは特に問題

ありません。また、長時間のおすわりに関してはそもそも１０ヶ月

くらいのお子さんでは普通身体に負担がかかるほど、じっと座って

はいられません。無理強いをしないようにして下さい。また、おすわり

の姿勢で痛がったりすることがあれば、お医者様にご相談下

さい。



おむつに関しては布と紙の違いのうち何をお聞きになりたい

のかよくわからないのですが、吸収力・肌触り・扱いの手間

等、当然違いはあります。基本的には養育者の使いやすい方

をお使いになって構わないと思います。ただ、布おむつでむ

れてお尻がかぶれてしまった子が紙おむつでかぶれが治った

とか、逆に紙は肌に合わなくてということもありますので、

そういう場合は赤ちゃんの健康を優先してあげて下さい。

おしっこに関しては、特にあおむけ寝の場合など、目には見

えなくてもお尻の方までおしっこがまわってしまっている場

合もありますので、ふくもの（ぬるま湯でしめしたガーゼ等

柔らかい布など。市販の使い捨てお尻ふきもあります。）が

用意できる場であれば、やさしくふいてあげて下さい。ただ、

健康な赤ちゃんであれば、ちょっとしたおでかけの際などは

そう神経質にならなくてもよろしいかと思います。ですが、

夏場、おむつがむれてお尻がかぶれてしまっている赤ちゃん

はぬるま湯にしめしたやわらかい布等でやさしく拭いて清潔

に保ってあげて下さい。特に夏は毎日お風呂に入れるもの

良い方法です。



また、何かございましたらお気軽にご相談下さい。



　　　　　　　　　　　　　子育てクリニック相談員　高木