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CHILD RESEARCH NET FORUM


子そだてクリニック Q&A


[KOSODATE: 00245] /一覧へ戻る
題 名: 回答:(その後)不登校に対するカウンセラーに不信感
投稿者: 子育てクリニック事務局
日 付: 1999年 04月23日(金) 10:28:21

224の回答についてですが、発達遅滞の運動訓練に関わる者と一般のスポーツの指導員とが違うと申しあげるつもりはございませんでした。どちらの立場の方も、子どものためを思ってできる限りの工夫をなさっていることは存じ上げているつもりです。その中でもおせっかいさんのお子さんたちへの心配りは、伺って頭の下がる思いです。お子さんたちも、さぞ楽しいひとときをすごされていることでしょう。
185のご投稿で、おせっかいさんが「5才だと効果は期待できないと思います」と書いていらしたので、スポーツの特定の技術習得に関してはそういう風にも考えられるだろうと思いますが、発達遅滞の運動訓練の場合は、たとえばじゅんさんがあげられていたような、えんぴつをしっかり握って線をひく事といった手先の動きから、けんけんといった身体全体の大きな動きまで、その年齢の子どもさんの多くが日常的にやっていることができるようになることが目標ですので、もうちょっとというお子さんが、指導員の援助を受ける事で発達が促される事は期待できると申し上げたかったのです。もちろん、指導員の子どもに対する優しい心が重要であると思います。
また、あくまで、年齢相応の発達が基準ですので、追いついたら訓練は終了で、年齢に応じた発達以上のものを要求することはございません。心構えに関しては、訓練も一般のスポーツも心に余裕を持って楽しくできることはとても大切で、それはおせっかいさんのおっしゃる通りと思います。
診断に不信感がある人に、その診断に従うようというアドバイスが適切とは思えないとのことですが、ご指摘には確かに筋の通ったところもございますが、じゅんさんのお話は不信感というよりも心配なのでもっと広く話をききたい、ということに受け取れましたし、また、じゅんさんのお話で息子さんのご様子を伺う限り、私も同様の判定を下すであろうと思いました。さらに、運動訓練は悪くしても運動機能の発達に効果がないというだけでマイナスにはならないこと、そして、インターネットの限界で息子さんを直接拝見できない以上、実際に息子さんに会って判定を下した判定員の意見を無視できないこと、療育機関と定期的に関係をもつことで関係者から息子さんだけでなく、じゅんさんも心理的サポートをえられるだろうことから、先のように回答申しあげました。
私の言葉が足りず、誤解を招いたようでしたら大変申し訳ございませんでした。また、みなさんに失礼があってはと、できるだけ丁寧な表現を心がけていたつもりですが、返って堅苦しいなどと不愉快に感じられた方がいらっしゃいましたら、これもまた、申し訳ないことです。以後、いっそう気をつけたいと思います。

                  子育てクリニック相談員 高木