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CHILD RESEARCH NET FORUM


子そだてクリニック Q&A


[KOSODATE: 00263] /一覧へ戻る
題 名: アドバイス:友だちを押したり叩いたりする(5歳男)
投稿者: kumiko
日 付: 1999年 05月10日(月) 09:29:36

 自分の子が他の子にけがをさせてしまったら・・・。申し訳なさに小さくなって、まわりを気にしてらっしゃる様子が見えるようです。顎に傷が残ったら・・などと考えると、気になってたまらないことでしょう。
 ただ、ちょっと落ち着いてみてください。少し過敏になっているようにも見えます。確かに不運な出来事でしたが、元気な男のお子さんを育てていると一度や二度は流血騒ぎがあるようです(被害者になったり、加害者になったり様々ですが)。うさぎさんは十分にお詫びもなさっているようですし、相手の親御さんの言葉をありがたく額面通りに受け取ってはいかがでしょうか?相手の方にうさぎさんのお詫びの気持ちや申し訳なさは絶対伝わっていますよ。どうか安心なさってください。
 ところで、ご自分が育った環境はいかがでしたか?自分のまわりにも元気な男の子がいた状態で育った人は比較的平気なのですが、おとなしい男の子や女ばかりの中で平穏に育った人が、元気な男の子を育てることになると驚かされることが多いようです。
 そのため、押すとか叩くことによって起こるであろう結果を怖がるあまり、やる前から、親が必要以上に子供の行動を制限してしまうことがあるようです。(言葉や行動で)。
 それで、ただでさえ元気な子が行動を制限されるわけですから、フラストレーションがたまり、何かにつけイライラと当たり散らすこととなり、時によっては、今回のような不幸な結果にまで発展するようです。だいたいにおいて、そういうお子さんは、言葉で自分の言いたいことを表現するのが苦手のようです(おしゃまな女の子と比べてみてください)。ですから、つい手が出るのですね。
 ところで、ご主人は、どのような見解をお持ちでしょうか?「このくらい男の子ならあるよ。」といってはおられませんか?あるいは、自分にも似たような経験があるとか。もしそうでしたら、あまり心配なさることはないと思いますよ。
それでもやはり、気になるようでしたら、押したり、叩いたりするのは、口で言ってもなかなか直りません。多分うさぎさんも口が酸っぱくなるほど言い聞かせているのでは?経験からいくと、叩きそうになったら、その手を素早くしっかりとつかんで、気が落ち着くまで絶対に離さない(親子のにらみ合いになります)、間に合わず、誰かを叩いてしまったら、そのたたき具合と同じ力で同じ所を同じように叩く(荒療治ですが)などが、効果があるようです。そして、できるだけ、その子が自分の思いを言葉で表現できるような機会をつくり、たとえそれが拙くとも辛抱強く話を最後まで聞いてやることです。親にとっては、我慢のいることですが、手間がかかるようで、以外に早く効果の出る方法です。

 とりあえず、私に考えられることは書いてみました。うさぎさんのお子さんの詳しいようすがわからないので、全く見当違いのことを書いたかもしれません。うさぎさんの心が少しでも軽くなることを願ってやみません。