ようやく学校になれても長い夏休みで里心がついて、学校へ行くのをいやがるお子さんはときどき見かけられます。そういうときは一過性のものですので、しばらく様子を見守ってあげれば自然とおさまることも少なくありませんが、お嬢さんの場合、訴えていらっしゃる内容などご様子が他に何か原因があるかな？と思わせるところがあります。夏休み中、お母様がいらっしゃらなくなることをおびえさせるような何かを体験なさったということはないでしょうか？　映画やお話など、大人が思いもよらないことでも、ナイーブな子どもの心はショックをうけることがあります。これまで通り、お嬢さんの不安をうけとめてあげつつ、お嬢さんのお話をじっくりきいてみてあげてください。ご家庭でこころあたりが見つからない場合や、この状態が長引く場合は担任の先生などにもご相談なさることもお考えになってみてください。 また、何かございましたら、お気軽にご相談ください。 　　子育てクリニック相談員　高木