子そだてクリニック Q&A
題 名 | : 回答:子ども(小2女)を丸ごと受け入れるとは |
投稿者 | : 子育てクリニック事務局 |
日 付 | : 2000年 05月24日(水 ) 11:44:50 |
書き込みからナポレオンパイさんがお嬢さんを心配なさっているお気持ちが痛いほど伝わってまいります。また、お嬢さんの「お母さんと2人だけでディズニーランドへ行きたい!」という願いには「お母さん大好き!」という気持ちがいっぱいつまっていますね。 お話から判断した限り、お嬢さんに青めっちママさんのおっしゃるような注意欠陥多動障害等の心配はないと思われます。KAIさんもお書きになっていますが、真ん中のお子さんによく見られるタイプです。3人兄弟の場合、多くは上のお子さんと下のお子さんでタッグをくんでしまうので、真ん中のお子さんが一人でそれに対抗するためには強くならざるをえないんでしょうね。2歳前から要求が強くなったとのことですが、年子の妹さんがお生まれになって、それが病弱ときては、自分の領分を守るためには幼いお嬢さんはそうならざるをえなかったのではないでしょうか。 ご家庭内で姉妹喧嘩になるとき、真ん中のお嬢さんに非があることが多いとのお話でしたが、もちろん、お嬢さんに実際非があることも少なくないでしょうが、そうでなくとも2対1では悪者になってしまうのではないでしょうか。そこにお母さんにも2人の方につかれたら、もう強情にがんばるしかありませんよね。3人のお嬢さんに平等に接することは大切なことと思いますが、ときどきちょっとハンデをあげてほしいな、と思います。 親と子どもが違うのは当然です。違う人間なのですから。複数お子さんがいらっしゃれば、その中に自分と似ている子、違うなあと思う子でてきます。でも、自分と別の存在だからこそ、理解し愛そうとするわけです。お子さんはご自分とは別の存在なんだ、と認めた上で、慈しんであげてください。 しつけの件ですが、もちろん、いけないところはぴしっとお叱りなってよろしいかと思います。ただ、ご経験の中にもあるのではないかと思うのですが、あまり繰り返し叱ると効果は薄れますし、叱られること自体に不満を持つようになります。一度ご注意なさったら、お嬢さんにおまかせになって、青のめっちままさんのアドバイスあるように「自分が困る」ことを経験させるのも1つの手ではないでしょうか。小学2年生では難しかったかもしれませんが、3年生になられた今ならご自分でわかるようになるのではないでしょうか。 相談機関ですが、児童相談所や教育相談施設に受け入れてもらえればよろしいのですが、もしかしたら、他に重篤なケースが多すぎる場合、こういったケースは後回しにされてしまうことがあります。また、ご自分の子ども時代に問題を感じていらっしゃるのなら、むしろそういったことを中心に扱う民間の相談施設の利用も考えられるかと思います。ネット上でもそういう悩みを抱えた親御さん立ち同士が話し合う中で、解決を考えていく自助グループなども存在します。ご興味がおありになれば、お探しになってみてもよろしいかと思います。もちろん、ここでまたお話してくださっても結構です。 大和さんもいろいろがんばっていらっしゃる様子がよくわかります。子どもといえど、別個の人間です。ぶつかることもあります。お子さんが大和さんを慕われる気持ちとご自分とを信じて、お子さんをぎゅっと抱きしめてあげてくださいね。 また何かございましたら、お気軽にご相談ください。 子育てクリニック相談員 高木 |