一生懸命がんばって子育てしていらっしゃるのにお子さんがなかなか言うことをきいてくれないのは辛いですよね。 　お子さんのこと、どなたかに相談できていらっしゃいますか？他にご家族は？一人で抱え込むのは辛すぎます。どうぞ、どなたかにお子さんのことを相談なさってみてください。虐待のお話が無理なら、お子さんの多動のことや名前がいえないことを悩んでいることでもいいのです。もし、なかなか周囲にはうちあけられないようでしたら、保健所等の育児相談をご利用なさる手もありますし、もちろん、ここにお話に来てくださっても結構です。 　できれば、どこかちょっとお子さんを預けられるところでもあれば、たまにはお子さんと離れて息抜きなさるのもいいですね。 　きちんと育てようと一生懸命がんばられたんですね。いろいろご心配がある中、よくがんばられましたね。でも、子育てって必ずしも努力の結果がすぐにはでないのですよね。そんなにがんばりすぎないでいいんですよ。石ころさんがお子さんのことを心配していらっしゃるのは十分わかります。無理なさらないで、肩の力をぬいてください。そんなにしなくてもいいんです。お子さんに何かしてしまいそうなときはその場を逃げ出してください。石ころさんにとってもお子さんにとってもお子さんの命を危険にさらす以上にひどいことなんてないでしょう。ご自分を大切になさってください。 　多動という言葉を使っていらっしゃいましたが、どちらかで診断をうけられて、指導を受けていらっしゃるのでしょうか。そうでなければ、一度、小児科なり保健所なりで専門家の診断とアドバイスを受けられることもお勧めします。言葉の問題に関しても同じくです。1歳くらいというとちょうど立ち歩きができるようになり、行動範囲が広がり、動きも増え、養育者は大変になる時期でもあります。言葉の遅れも幼児の頃はよく見られますが、やはり何が原因なのか一度専門機関の診断を受けられることをおすすめします。もし、すでに診断・指導を受けていらっしゃる場合は、指導にあたっていらっしゃる方にいらいらする気持ちを打ち明けてごらんになっては？お子さんの発達に不安をかかえていらっしゃる親御さんは石ころさんだけではありません。きっと、指導の方も石ころさんの気持ちをくんでくださると思いますよ。どちらにせよ、石ころさん一人でかかえこんで悩んでやきもきしていらしてもいいことはありませんよ。 またいつでもいらしてくださいね。 　　　　　　　　　　　　　　子育てクリニック相談員　高木