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CHILD RESEARCH NET FORUM


子そだてクリニック Q&A


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題 名: 仲間はずれにされている息子への接し方(幼稚園年長男)
投稿者: ハチママ
日 付: 2001/05/09 01:18:23

幼稚園年長になる息子のことで悩んでいます。 三人兄弟の長男ですが、万事おっとりしていて、やや気が弱い方です。現在通わせている幼稚園は少人数の園で、同じ年長さんでは男の子は息子を含めて4人しかいません。息子以外は皆三年保育で、息子は年中から入りました。年中の時にはなかったと思うのですが、ここ最近仲良くしていた友達から仲間はずれにされることがあるようです。本人はプライドがあるのか余り話したがらなかったのですが、聞いてみると友達に命令されたりして息子が嫌がるとグループで一斉に悪口を言ったりして外されてしまうようです。

親としては子供の喧嘩だし・・様子を見ていようとも思っているのですが、息子には「意地悪いわれても知らん顔したら?」とか「あんまりイヤだったら言い返せば?」とかあまり解決に結びつかないようなアドバイスしかできません。他のこと遊べばとも思うのですが、本人は女の子と遊ぶのが少しためらいがあるようです。以前男の子2人が家に遊びに来たときにもちょっとした口喧嘩が始まったのですが、息子は言われっぱなしで(相手が口がたつというのもあるのですが)しまいには泣いてしまい、もう遊びたくないとまで言い出しました。泣けば泣いたで「すぐ泣く!弱虫!」と言われ、つい友達を叱ってしまいました。息子ももう少し強く、負けるかと言う気持ちを持って欲しいのですが、本人から言わせると「喧嘩は好きじゃない」そうです。ただ冷静に見ていて、息子が悪くないことで責められたり、理不尽な理由で仲間はずれにされたりするとどうしたモノかと悩んでしまいます・・
一時期は転園しようかとも思ったのですが、あまりよい解決方法ではない気がしてやめました。
息子に悪口を言ってくるリーダー的な子のお母さんにも軽く話してみたのですが、「(息子は友達同士の)喧嘩慣れしてないからねえ〜」と言われました。私としては喧嘩とは一対一のもので、集団で個人を攻撃するのは違うと思うのですが、なにぶん人数の少ない園なので波風を立てたくない気持ちがあってそれ以上は言えませんでした。今のところ、息子はそのグループから離れて遊んでいるようです。

ただ親のエゴですが、できれば以前のように遊んでくれたらと思ってしまうのです。結果的にそれが息子のストレスになるのなら駄目ですが・・長くなってしまいましたが、今後息子にどういったアドバイスをすればいいのか?それとも、口を出さずにしばらく見守っていた方がいいのか御意見下さい。


題 名: アドバイス:仲間はずれにされている息子への接し方(幼稚園年長男)
投稿者: 山人
日 付: 2001/05/09 17:02:52

子供同士の事だから、時間が経てばきっと大丈夫じゃないかな・・・なんて、父親的な思考で考えてもしまうのですが、とは言われてもやっぱりどうしても心配なものですよね。
おそらくその場合、世に言う「いじめ」というレベルのものでは無いと思うし、子供達の社会ではよく一時的にはある事だとも思うのですが、もしも集団の中で習慣化・長期化していくとしたら、それはとても困りますよね。
また、連休明けは子供達も情緒面がやや荒れ気味になりやすいという事もありますけど、お子さんの様子によっては、早めの何らかの対策はおそらく必要ですよね。
難しいのは、もし親から「やりかえしなさい」「そんな弱虫でどうするの」などと強く言われすぎると、喧嘩が嫌いな優しい子供の場合は特に、プレッシャーに追い込まれてしまうことにもなりかねないと思います。「嫌だから、やめろよっ」というような意思表示は出来ればした方がいいとは思いますが、「そりゃぁ親の言うとおりにはしたいけど、そんなこと出来ないし・・・」というジレンマを感じれば、子供はとても辛くなると思うのです。
プレッシャーを乗り越えて、相手に立ち向かうって事も、先の人生の中ではあるでしょうが、5歳くらいの子にそれを強いるのは、まだあまり現実的では無いと私は感じます。
おっしゃりとおり、年長さんにもなれば、男の子はかなりプライドが出てきてる気がします。
子供によっても違いがありますが、嫌なことがあってもあまり親には知られたくないという感情が芽生え始めてるかもしれませんね。うちもそうです(笑)。 でも、その反面、(あまり親にも先生にも言いたくはないけど)もの凄くわかって欲しがってる面があると感じます。
あくまで、自分の考えなのですが、やはり幼稚園の先生にご相談される事が、今は一番のような気がします。先生から他の子を叱ってもらうとか、先生から保護者の方へ注意してくれるという事は、ほとんど望めないと思いますが、お子さんにとっては「先生と親は自分をわかってくれている、味方なんだ」という事を感じられれば、かなり安心できるんじゃないでしょうか。
「先生にもちゃんと言っといたからね。困ったことがあったら何も遠慮しないで先生に言えばいいんだよ。」と言ってあげるだけでも、気が楽になれるかもしれません。少なくとも、「家では叱咤激励されるばかりだし、園では友達から嫌なこと言われるし・・・」と、なんとなく四面楚歌になってしまうような感覚を持たせる事だけは避けた方がいいと思うのですが、いかがでしょうか。


題 名: アドバイス:仲間はずれにされている息子への接し方(幼稚園年長男)
投稿者: mote
日 付: 2001/05/09 20:48:32

男の子が4人だけというのが、辛いですね。
ある程度の人数の中では、友達の選択の範囲が広がったり、自分の居場所もいろいろできると思いますが、4人では、常に同じメンバーの中で鍛え合っていかなければならないですものね。
うまくいっているときには良いのですが、頻繁に1対3の状態になると息子さんも辛いでしょう。
やはり、幼稚園の先生に相談して、子どもたちの様子を良く見てもらい、
客観的に原因を見定めていただいた上で対処していくのが良いと思います。
喧嘩のルールだって大人がきっちり教えていかなくてはならないことですものね。
たとえば、自分が楽しくても相手がいやがることをするのはいじめであるとか、
大勢で一人を責めるのは、理由が何であれ良くないことだとかetc
お母様としては、息子さんの性格的な部分に歯がゆさも感じていらっしゃるのかもしれませんが、
叱咤激励しても思うようにはいきませんよね。
それより、自分の良いところをたくさん幼稚園の先生やお母様やお友達がわかってくれていると実感させてあげることの方が、自分の欠点を克服していくエネルギーがわいてきますよ。
あと、母親同士は、仲良くして、なんでも相談し合える関係を作っておくといいですね。
たった4人の男の子の保護者同士ですものね。


題 名: アドバイス:仲間はずれにされている息子への接し方(幼稚園年長男)
投稿者: T/Maruyama/Alice
日 付: 2001/05/10 08:28:53

親子ってコミュニケーションが本当に難しいものだと思います。
もしも、自分の子どもがそういういじめ的な立場に立たされていれば、その幼稚園の先生に相談することはもちろんしますが、子どもに対して、自分も苦しんでいることを素直に言うと思います。
子どもが苦しい時には親も苦しんでいると言うのは、子ども本人には見えにくいような気がします。
また、親が苦しんでいることを知れば、
親子で一緒になって相談しやすくなるのではないかと思います。
喧嘩が好きじゃないと言うのは、優しい良い子どもだと思うのですが、時には何かに立ち向かう必要も、出てくると思います。せちがらい世の中ですからね。
その時に、子どもの中だけで完結させず、大人や他の人の知識も吸収して立ち向かっていけるようになると、良いのではないかと思います。


題 名: アドバイス:仲間はずれにされている息子への接し方(幼稚園年長男)
投稿者: 巽
日 付: 2001/05/10 12:13:48

>>泣けば泣いたで「すぐ泣く!弱虫!」と言われ、つい友達を叱ってしまいました。
息子ももう少し強く、負けるかと言う気持ちを持って欲しいのですが、
本人から言わせると「喧嘩は好きじゃない」そうです。

 なんだかつい先日までの私たち夫婦の姿を見る思いです(^_^;
私の夫も喧嘩の嫌いな人で、『殴られたことはあるけど、殴ったことはない!』と胸を張って言うし、 『嫌いな相手からでも嫌われたくはない』なんて欲張りなことを考えて生きているし、私から見れば非常にじれったく、同時に辛い気持ちで日々職場の人間関係に苦しむ彼の姿を見守り続けていました。 でも私はそんな彼の『誰も傷つけたくない』というポリシーをすごく素晴らしい人間的な資質だと思っています。『私なら絶対反撃するのに...!』と思うような悔しい理不尽な怒り(八つ当たり)を向けられたときでも、あえて『耐える』ことを選ぶ彼の姿勢を誇らしく思っています。
それは私の備える資質とは異なっているけれど、まぎれもない『強さ』だと思うから。

 見守り続けることしか出来ないことがどんなに苦しくても、結局色々話した最後には『あなたはあなたらしく対応するのが一番いいね』と言っていたように思います。 そんな少し気弱で心優しい夫が、子どもの頃の思い出としてとても誇らしげに語るのは、一人っ子だからと言う理由で学校の先生から理不尽な物言いをされたとき、彼以上に温和そうに見える母親(私の姑)が、ものすごい勢いで『人様の大切な子どもに向かってなんということを言うのだ!』と文句を言いに行ったことなのです。

 友人や教師に苛められようと、どんなに他人から弱虫と言われようと、『お母さんが自分を信じていてくれる』ということは何より強い心の支えとなり、暴力性や攻撃性とは全く違う真の意味での『強さ』を人間に身に着けさせるものなのだと思います。 最近になって夫は、極度に悪化した人間関係の職場から、そちらへ異動する前の元々の職場に戻れることになりました。客観的に見て、仕事上はマイナス評価しか付けられない状況であったにも関わらず、上司はプラス・マイナス0の評価をして下さるようで、しかも普段は部下に非常に厳しいタイプである彼らがびっくりするほど優しい下手に出た対応を...(笑)

仕事で成果が出ていないのだから、きっとプラス分は『夫の人柄』によって手に入れられたものだと思います。まったくもって強く逞しいイメージとはかけ離れた夫なのですが、不思議といつもちゃんと帳尻が合ってしまうのは、非常に地味ではあるものの、そこに秘められた真の強さというのが周囲の人々にじわじわと浸透し、認められているせいではないかと思います。 自分の大切な人間が傷つく姿を見るのは辛いです。でも、その人が『誰かを傷つけること』でもっと大きな心の傷を負うというなら、信じて見守るしかない。 何も立ち向かうことばかりが対応策じゃないですから、うまく逃げること/危険から身を躱すことをしっかり身に着ければ帳尻は合うはずです(^_^)
そういう要領を身に着けさえすれば、ある意味、力ずく/迫力で立ち向かうよりずっと強くてしたたかで逞しいってことになると思いませんか? ちなみに私の夫は『だって逞しくないんだもん』という自分の特質を活用して、結構要領よく生きています(笑) おかげで私は力仕事を沢山するハメになるのですが(笑) ストレートに立ち向かう/戦う生き方も面白いし素敵だけれど、夫のような生き方も同じくらい素敵でカッコイイです。知恵を絞って、息子さんらしい生き方/対処の仕方を考えてみて下さい。色んな工夫すればするほど、素敵な大人になれること請け合いです(^_^)