題 名 | : マルチメディアの善悪 |
投稿者 | : 八雲 |
日 付 | : 1996年 10月24日(木) 13:25:20 |
大人社会で良いと考え、今後広まっていくだろうものを、子ども達にと っては「悪」だとする見方はおかしい。世の中を生きやすくするための 「マルチメディア」は、子どもにとっても当然良いものになるはず。 というか、善も悪も「マルチメディア」自体にはなく、どう使うかが問 題であることは自明のことだ。。子どもは今も昔も、大人社会の現実を 見つめながら成長していく。大人が建前と本音を使い分けていることな どは見抜く。そして、建前上「悪」であるといわれるものについては、 流れに逆らわず「悪」であると建前上認めて生きていくのだ。 マルチメディアによってコミュニケーションの仕方が広がるが、それによって、匿名 制の特権を利用した悪質な事件がおきることは間違いないが、それは大 人社会の問題というべきであり、子どもの問題にすりかえるのは筋違い である。 繰り返すが、子どもは大人の(社会の)問題を見つめながら、自分の行 動を規定する。大人自身が、本音として、マルチメディアを良いと思っている のか、悪いと思っているのか、それが問題だ。