プラン
【ねらい】
・子どもたちに、生物の多様性について問い直してもらう。
・生物の多様性を生み出す進化のメカニズムに対する興味・関心を喚起する。
【流れ】
(1)多摩動物公園昆虫生態園で観察
「自分の一番気に入った蝶を観察してみましょう。翅の形や大きさ、模様などをよく見ましょう。ひらひら飛んでよく見えないかもしれませんが、説明を読んだり、写真と見比べてたりしてみましょう。きれいでなくてかまわないので、蝶をスケッチしてみましょう。また、その蝶はどんなところにいるか、何を食べているかなどについても観察したり、説明を見たりしてみましょう。」
→観察用の道具を渡す
昆虫生態園を出て座る場所に落ち着いたら
(2)自己紹介もかねて、子どもたちが観察したことの報告。
(3)「どうしてこんなにいろんな蝶がいるんだろう。」
→世界中で約18000種、日本には約250種いることを紹介。
「いろいろな種類の蝶はみな別々に生まれてきたんだろうか、それとも祖先はみな同じなんだろうか。」
「昆虫生態園の中にこんな説明があったよ。カラスアゲハ:地理的変異が大きく、いくつかの亜種に分かれる。沖縄本島産は別種とされることもある。」
→ツルベニチョウとヒイロツマベニチョウの変異(亜種)の図を提示
→メガネトリバアゲハの変異の図を提示
「もし同じ祖先から生まれたとしたら、どんなふうにしてこんなにいろんな蝶になっていったんだろうか。」
→ローウィツヤクワガタの変異(遺伝的変異・環境的変異)の図を提示
佐倉先生登場。お話し。進化について、生物の多様性をもたらすメカニズム、ダーウィンが考えたことなど。
(4)「進化について不思議に思うことって何?」
「地球上の生物はみな同じ祖先を持つの?」
「新しい種が生まれるのにどれくらい時間がかかるの?」
「人間はどこから生まれたの?」
→佐倉先生、子どもたちの疑問に答えるかたちでまとめのコメント
インタビュー
「面白かったのはどんなことか」
「アゲハチョウとモンシロチョウの祖先は同じと思うか」
「チンパンジーと人間の祖先は同じと聞いてどう思うか」
(5)その後チンパンジーの見学に移動

|