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トッププレイフル/プレイショップとはプログラム振り返りスタッフ研究レポート


テーマ
「カラフル王国」という架空の舞台の中で、子どもたち自身が「住人」になり「王国」を「建設する」という設定をしました。そして身にまとうもの(服や帽子やお面)に、色々な材料で好きな色をつくって好きな装飾をしてカラフル王国の王様に会いに行くというストーリーをつくり、多方面から子どもの想像力を刺激するアプローチを試みました。
今回はとりわけ子どもの自発的な動き、働きかけを重視し、子どもが自分のつくるものに関するイメージを充分に膨らませる時間を設けたり、絵の具やマーカーにとどまらない様々な「色」の材料を設置したり等の工夫を行いました。
実施方法
受付後、参加者には各自一人ずつ、観察調査役のお兄さん、お姉さんがつき、プログラム開始までの間に親交を深めました。導入では白い無地の布とお面が渡され、それを装飾する際のイメージを形にするためにデザイン画を描きました。「工房」に入ってからは、部屋の中央に置かれた色々な材料を用いて、色づくり・服づくりを行いました。装飾が一通り終わったところで「王国」に入り、カラフルな舞台の中で写真撮影をしたり、お兄さん、お姉さんと一緒に遊ぶなどして楽しみました。
会場見取り図




1.はじまり
「今日はカラフル王国の建設をみんなで手伝います。みんなで工夫して楽しい国になるようにしましょう。」という説明があります。
そして、カラフル王国の住人になるための、カラフルな服やお面のデザイン画を描きます。



2.工房
野菜や調味料などの染料で紙や布を染めたり、画用紙やはさみなどで工作をします。たくさんある材料を好きなように使い、王国に必要なものを自由に作って行きます。





3.王国
工房でつくったものを手に「カラフル王国」にいよいよ入国。つくったものを身につけたり、王国の一角に置いたり、多種多様な方法で、王国の住民として子どもたちは空間づくりを行います。
プログラム
13:30〜14:00 カラフル王国導入
受付後、観察調査役のお兄さん、お姉さんと子どもたちでペアを組んだところで交流を深め、そののちに「門」をくぐって会場(視聴覚室)に入場する。会場の「イントロ」コーナーで、「カラフル王国の住人になるための服」として布とお面が渡され、カーテンの向こうの工房やカラフル王国についての、司会者による説明を聞いてから、白い布とお面にどのような模様や色をつけるかというイメージを湧かせるためにデザイン画を描く。
14:00〜15:00 工房での作業
「イントロ」コーナーと「工房」との間のカーテンが開き、全員が工房に入場する。工房の中央には絵の具、マーカー、野菜、果物、花、ビーズ、カラーテープなどさまざまな「色」を用意し、子どもたちは工房のお兄さん、お姉さんと一緒に自由に服やお面、帽子などの装飾を行う。
15:00 工房終了。王国へ。
ナレーションが入り、カーテンの前に「王国からの従者」が、「入国証」として、首飾りの形のパッケージに入ったお菓子に付けられたカードの束を持って立つ。音楽とともにカーテンが開き、風船と綿で装飾された「カラフル王国」がオープンする。子どもたちは「入国証」をもらって王国に入る。
王国では、「王様」から「カラフル王国の住民のあかし」となるハンコを「入国証」に押してもらい、王国の住人としてあそぶ。
15:30 プログラム終了
司会者が登場し、締めくくりのナレーションを入れて、記念撮影に移る。子どもたちは王様の前で並び集合写真を撮る。
15:30〜15:40 休憩
飲み物を用意し、休憩時間をとる。カラフル王国で引き続きあそぶ、飲み物を飲む、手洗い休憩を取るなど自由に過ごす。
15:40〜16:30
観察調査担当者は子どもにインタビュー調査を行う。その合間に、各自がつくった衣装をまとって個別の記念撮影を行う。
16:30
調査終了・解散


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