「どうしても好きになれない科目がある」や「上手な勉強の仕方がわからない」ことに悩む中学生は3回の調査とも7割前後で推移し、もっとも多い。1990年調査と比べて増えているのは、「覚えなければいけないことが多すぎる」(8.4%増)、「もっと科目の数を減らしてほしい」(10.2%増)など、勉強の負担感を訴える項目である。また、「どうしてこんなことを勉強しなければいけないのかと思う」(10.6%増)、「世の中に出てから、もっと役に立ちそうな勉強がしたい」(6.9%増)と思う中学生が多くなっていて、今している勉強が将来にどうつながるのかという「勉強の意味」を見出しにくくなっている。先生に対して「わかりやすい授業にしてほしい」という要望も10.0%増加し、5割を超えた。 |
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